旅行中ホテル等の宿泊施設ではなく赤の他人の家に泊めてもらうという旅の仕方が今欧米を中心に広がっている。
日本人には他人の家に泊めてもらうこと、ましてや赤の他人の家に泊めてもらうことに違和感を覚える人も少なくないだろうが、欧米のバックパッカー達の間では今や常識と言っても過言ではない旅のスタイルだ。それを広めた2つの無料国際ホスピタリティー・コミュニティーを紹介する。
この2つの国際ホスピタリティーコミュニティーは、”カウチサーフィン”と”ホスピタリティークラブ”といい、両方の会員を合わせると世界中に150万人以上の会員が存在する。登録は無料で、会員になると他の会員のプロフィールを見ることが出来る。プロフィールには自己紹介、写真、使用言語、訪れたことのある国、現在位置、旅行者を泊めることが出来るか、または出来なくても自分が提供できること(街を案内するなど)、過去に泊まった人からの評価などの情報が掲載されている。
自分が旅行に行く土地にいる会員を検索しプロフィールを見て「この人!」という人にメッセージを送り、お互いに合意して初めて泊まることが出来る。もし泊めてもらうことが出来なくても街を案内してもらったり地元の人しか知らないような場所に連れて行ってもらえたりと、旅先で知り合いがいるのといないのとではかなりの違いだ。
旅行するときにお世話になる代わりに、地元にいるときに旅行する人の助けをするという相互の助け合いを通じて、国際交流、異文化理解、他者への思いやりなどを広げより良い世界にしようという運動だ。
両コミュニティとも日本語での使用が可能なので旅好きな方は会員になってみてはどうだろう。
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