先日、発表されたOECD(経済開発協力機構)の調査結果によると、スイスのティーンエージャーは運動不足なそうです。11才から15才の少年少女の一日の運動時間を対象に行われたこの調査。5人に1人が一日、1時間の運動をするというOECD平均に対し、スイスの少年少女は8人に1人の割合で、加盟国中、最低の結果となっています。
もっとも運動好きなティーンエージャーはスロバキアで、なんと2人に1人が毎日、運動をしているそうです。スイスの周りの国では、オーストリア、ドイツ、イタリア、フランスの順で運動好きなティーンエージャーという結果が出ています。
この結果に対するスイス・スポーツ省は、「調査の際の質問が各国で違っていたため、調査結果に疑問がある」と述べています。しかしながら、スポーツ省は同時に、特に女子生徒の運動不足を認め、少なくとも一日、一時間は運動をするようにティーンエージャーに呼びかけています。やはりスイスのティーンエージャーは運動不足のようです。
そう言われてみれば、通勤のバスで座っているのは少年少女が圧倒的に多いし、ジョギングをしている人も、ほとんどが中年。日本のように部活というものがあるわけでもなし、自分から積極的にスポーツクラブを探さない限り、その辺で友達とスナックをつまみながらおしゃべりするしかないのかもしれません。