P1020848

海外旅行に行くと、ほとんどの観光客は現地のお土産を購入します。ヨーロッパや北米では、現地のオシャレなアクセサリーやブランド品が人気ですが、アジアでは現地のオリジナルシャツや民芸品などが人気で、価格が安いこともあり多くの量を購入して帰国する人もいるようです。

そんな海外のお土産ですが、アジアで購入する多くのお土産品はボッタクリ価格で販売されているのをご存知でしょうか? たとえ値切って安くしたとしても、現地価格にはなっていないのです。

例えば、タイで人気のお土産のひとつとしてオリジナルTシャツがありますが、観光地に行くと、1枚350~400バーツ(約1050~1200円)で売ってくる現地人がいます。まだ善良な(?)現地人は150~200バーツ(約450~600円)で売ってくることもありますが、どちらにしてもボッタクリ価格であることは覚えておきましょう。

たとえ値切りまくって120バーツにしたとしても、まだボッタクリ価格です。現地人がそれらのTシャツを購入しようとした場合、だいたい1枚70~100バーツ(約210~300円)で購入できます。仕入れ値が40バーツ(約120円)ほどなので、それでも十分利益が出るのです。

タクシーにも同じことが言えます。『トゥクトゥク』 という三輪タクシーに現地人が乗ると、タイの首都バンコク市内であれば、どんなに遠くに移動しても100バーツ前後です。都心部の移動であれば、50バーツ前後なのですが、観光客だと近場でも100バーツ以上の価格を提示してきます。

悪質なトゥクトゥク運転手の場合は500~600バーツ(約1500~1800円)を提示してくることも……。支払った人が損をするだけなんだから、別にいいのでは? という考え方もあるでしょう。しかし、高額でも乗ってくる観光客に味をしめた悪徳運転手が、どんどん高額な運賃を観光客たちにふっかけてくることになります。悪循環が生まれるわけですね。

皆さんも、海外旅行に行ったときはボッタクリにあわないようにしましょう。まあ、あまりに値切りすぎてヒンシュクを買う場合もあるので、限度も必要ですが。