もちろん、日本ではなくアメリカのサービスである。この『Family watch dog』は住所を入力すると、地図(Googlemap)が表示され性犯罪者がマッピングされる。住所を入力するだけで、性犯罪者が身近にいるかいないかが瞬時にわかってしまうのだ。
さらに驚くべきは性犯罪者の犯罪内容はもちろんのこと、名前、顔写真、身長、体重、生年月日、人種などの個人情報が事細かくわかることだ。地図上には赤、小豆色、黄色、白、青、紺色、黄緑、緑の合計8つの四角い点々がマッピングされる。その各色には意味がある。試しにアメリカのYahoo!の住所で検索してみた。それがこちら。
■赤=子供に対する性犯罪を犯した者の家 、小豆色=その勤務先
■黄色=強姦歴のある者の家、白=その勤務先
■青=暴行犯の家 、紺色=その勤務先
■黄緑=その他の罪を犯した者の家、緑=その勤務地
1994年にアメリカのニュージャージー州で成立した性犯罪者情報公開法である『ミーガン法』がもとに作られたサービスであるが、引越し時、転職時はもちろん、通勤ルートや通学ルートを決める際にもよく活用されるようだ。また、『Family watch dog』によればアメリカでは18歳の誕生日になる前までに男の子は6人に1人、女の子は5人に1人が何かしらの性犯罪に巻き込まれいるとのこと。
サンディエゴに住む記者の知人の住所で検索すると『赤』の点々が細かくマッピングされて心配になってしまった。(※赤=子供に対する性犯罪を犯した者の家)日本では法律上、犯罪者の情報は公開されることはないがこれは見習うべきなのか否か検討すべき問題なのかもしれない。
朝日新聞出版
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敬意を表します。
本当に理解し続けるとは?
すべてが現実だから悲しい
心とからだ
虚しく、哀しい被害