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今年はベルリンの壁崩壊20周年ということもあり、日本ではNHKで特集も組まれ、日本からの観光客も最近は増えている。

そんな中、ドイツに観光に来た日本人が電車の無賃乗車で罰金を払わされる事件が増えている。それもそのはず、ドイツの電車のチケットのシステムが日本と違い、悪気はないのに知らずに無賃乗車として罰金を払わされるケースも多い。

その理由はまず日本のように改札がないことにある。改札がないのでタダで電車に乗れると思い、チケットを買わず電車に乗り、運が良ければそのままタダで乗れるが、時々運悪く電車の中で職員(私服なので職員とはわかりにくい)に遭遇し、チェックされ罰金を払わされることがある。

そしてもう一つのケースがチケットを買ったとしても同じく車内で職員にチェックを受け罰金を払わされるケース。そう、ドイツではチケットを買ってもその時点ではそのチケットは有効ではなく、駅のホームにある機械にチケットを入れ日付と時間、そしてその駅のスタンプを自分で押した時点で初めてそのチケットは有効になる。なのでチケットを持っているだけでは違反乗車になるのだ。

ドイツに観光に来て電車に乗る際は、くれぐれも購入したチケットをホームにある機械に入れてスタンプを押してから乗車するよう心がけてほしい。

ちなみに時々職員だと偽り罰金を請求してくる偽物もいるので無闇にお金を渡さないことをおすすめする。本物の職員は職員だと証明するカードを持っており、罰金を支払った際はちゃんと領収書を出してくれる。

(写真)日付、時間、駅のスタンプをおす機械。