日本マクドナルド(以下:マクド)は、2011年10月28日から期間限定で「KBQバーガー(コリアンバーベキュー)」の販売を開始した。このハンバーガーは韓国料理をモチーフに作られたもので、プルコギやコチュジャンソースなど、同国の料理・食材を使用したメニューである。早速、食べた感想についてご紹介したいと思う。

このメニュー、実は10月21日から207の店舗で先行販売が開始されており、28日全国発売(熊本県(荒尾市を除く)および大分県(日田市を除く)の店舗は、11月上旬より販売開始予定)となった。

韓国を代表する肉料理のプルコギとコチュジャンソースが味の決め手なのだそう。マクドのホームページの説明によると、プルコギは「甘辛」な味付けになっており、コチュジャンの方は「まろやかな辛さ」とのこと。これは甘いのか、辛いのか? とにかく食べてみることにした。

記者(私)が購入したのは、「ダブルKBQバーガー」だ。これはオーストラリア・ニュージーランド産100パーセントのビーフを使用したパティ(肉)が2枚入っており、ボリュームが感があるという。食べる前に、まず目を引くのが包装紙だ。紙の中央にはハングルで、何かが書いてある。残念ながら何と書いてあるのかはわからない。そのハングル包装紙を開けると、ゴマのついたバンズが姿をあらわした。そしてコチュジャンのほんのりとした辛味が香しい。

そして味の方なのだが、一口食べるとプルコギのソースの甘さが口全体に広がる。「甘いな」と感じた途端に、その甘さを追いかけるようにして、辛さが伝わってくるのだ。マヨネーズをベースにしたというコチュジャンソースは、どことなく酸味が際立っているように感じる。甘・辛・酸の3つのテイストを一度に味わうので、口のなかがやや複雑な状態になってしまう。

とはいえ、バンズ・パティについてはいつものマクド。安定感があり複雑な味わいをほど良く中和してくれる。食べ応えとしては申し分ない。ダブルKBQバーガーであれば、男性でも納得のボリューム。女性はKBQバーガーでおなかが十分満たされることだろう。

総じて言えるのは、やはり酸味が甘さ・辛さとやや衝突している感じだろうか。これは記者の個人的な感想なのだが、テキサスバーガー、ニューヨークバーガーなどのビッグアメリカシリーズに比べると、物足りないというのが正直な印象だ。いずれにしても韓国料理が好きという人も、そうでない人も一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。

写真:Rocketnews24

▼ 包装紙にはハングルが