
2026年9月11日より期間限定で販売が始まった「かつや」の新商品は、なんとチャーハンである。
過去には『かつやの中華ざんまい丼』という商品もあったが、私(あひるねこ)が知る限り、チャーハンが登場するのは今回が初めてのはず。これは期待できそうだ。
ところが「かつや」は何を思ったか、チャーハンの隣に「テリたま混ぜご飯」なるものを配置。
一つの皿の上に、同系統の炭水化物がダブルで存在するという謎の事態が発生することになった。詳細をお伝えしよう。
・「かつや」新商品
『チャーハンとテリたま混ぜご飯の欲張り飯』の価格は税込979円。いつものように「合い盛り」ではなく、「欲張り飯」というヤンチャなワードが採用されている点もかなり珍しい。
その実物がこちら!
雰囲気的には、過去に登場した『大人様ランチ』や『揚げオムカレー』に近いものを感じるが……何だろう、この違和感は。詳しく見ていこう。
チャーハン。
ロースカツ。
赤ウインナー。
から揚げ。
テリたま混ぜご飯。
──センスないヤツのビュッフェか。
そう、『大人様ランチ』や『揚げオムカレー』にはたしかにあった “一つのプレートとしての統一感” が、この『欲張り飯』からは微塵も感じられないのだ。
・まさかのダブル炭水化物
そもそもビュッフェの初手にチャーハンを選択する時点で相当なセンスであるが、そこにロースカツ・から揚げを追加した挙句、テリたま混ぜご飯を発見して思わず盛り付けるとは……。
センスが世紀末としか言いようがない。
先日、ホテルのビュッフェでフライドポテトとナゲットだけを限界まで盛っている小学生の男の子を見かけたが、やっていることはあれと同じである。
赤ウインナーを1本だけ皿にのせているのも、何やら絶妙にアホっぽくて良い。お前キッズコーナーにも行ったのかよ。
・味のあるチャーハン
「かつや」独自のタレで香ばしく炒めたという特製チャーハンは、パラっとした本格派を期待して食べると、少々肩透かしを食らうかもしれない。
味はチャーハンそのものなのだが、チャーハンというよりは「チャーハン風ライス」といった風情で、これはこれで「かつや」らしい趣のある無骨な仕上がりになっている。
ありそうでなかった「チャーハン×ロースカツ」という組み合わせもまた、センスを放棄したビュッフェ飯ならではの強キャラカップリングと言えよう。
まるで口の中が、ワールドカップとハロウィンが同時に来た渋谷のようである。つまりうるせぇ。
ただ、テリたま混ぜご飯の正体は予想外だった。実はこれ、白ご飯に温玉、刻み海苔、ネギをのせて、テリヤキソースをかけただけの代物なのだ。ビュッフェでそんなもん取るなや……!
ここへ来てさらにセンスが決壊していて笑うが、大ぶりのから揚げと一緒に食べると、少し話が変わってくる。というか、案外悪くないぞこれ。
かつて高校だか予備校の食堂? に、こんな丼メニューがあったような気がする。なんだか懐かしい味わいだ。崩壊したセンスがもたらす、まさかのノスタルジー。
チャーハンと混ぜご飯の境目が見られる全国チェーンなんて、日本広しと言えども「かつや」だけだろう。
・欲望の先にあるエール
さて、散々センスがないと書いたが、ここまで読んでくれた “かつや者” 諸君ならきっとおわかりのはずだ。なんだかんだ言って、結局こういうのが一番うまいのだと。
『大人様ランチ』や『揚げオムカレー』にかろうじて残っていた上品さを捨て去り、好きなものだけを欲望のままに盛り付けたかのような『チャーハンとテリたま混ぜご飯の欲張り飯』。
もしかするとこれは、他人の目を気にして自分を解放できない大人になってしまった私たちに送られた、「かつや」なりのエールなのかもしれない。
参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼メニューに小さく書いてあった大事なこと。「チャーハンの大盛はできません」
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【業務連絡】諸事情で今日行けなかったので週明けに書きます。センスないやつのビュッフェみたいな皿で熱い。 https://t.co/SnqeBJhY3F
— あひるねこ@ロケットニュース24 (@ahirunekoindie) September 11, 2026