
コロナ禍で一時は減少に転じたものの、訪日外国人観光客は高水準で推移している。歴史的な円安はあるにせよ、多くの外国人が日本に興味を持ってくれることは素直に喜ばしい限りだ。
さて、つい先日のこと。別の取材で赤坂の街を歩いていると、外国人たちがズラリと並ぶ店を発見した。どうやらカフェのようだが、なぜこんなに外国人が多いのだろう……?
・赤坂のカフェ
ホテルニューオータニを筆頭に赤坂エリアは宿泊施設が多い街として知られている。東京メトロ赤坂見附駅から赤坂駅まで歩いたところ、多くの外国人観光客たちを目にした。
彼ら彼女らは日本でどんなお店に行くのか? 例えば外国人観光客が押し寄せる飲食店ならば「一蘭」や「じゃんがらラーメン」に加え「牛かつ」などが定番なのではないだろうか?
ところがどっこい、赤坂で店の外まで行列を成していたのは、パッと見た感じ普通のカフェ。「なんで?」と思いつつもその場はいったんやり過ごし、用事を済ませた後に立ち寄ってみることにした。
・古民家を改修したカフェ
およそ2時間後、店の前の行列は無くなっていたものの、店内の半数近くはやはり外国人観光客。特に欧米系と思しき方が中心で、ファミリーもいれば1人でコーヒーを楽しんでいる方もいらした。
そのお店の名は「TOKYO LITTLE HOUSE」といい、築70年の古民家を改修したカフェだそう。カフェはギャラリーも兼ねており「東京のルーツ」をテーマにした展示が複数されていた。
さらに2階はホテルになっており、1組限定で宿泊もできるとのこと。赤坂にある古民家を改修したカフェ兼ホテルとは、多くの日本人にとっても “やや意識が高い系” と申し上げていいだろう。
・理解が深まっている
で、注文がてら店員さんに話を伺ったところ、やはり外国人のお客さんは多いそう。外国人観光客が行列を成している光景も、さほど珍しいことではないようだ。
また外国人のお客さんから人気だという「シナモントースト(600円)」はお上品な味わいで、アメリカらしいヘビー級のテイストではない。カフェの雰囲気に合った優しさを感じる仕上がりであった。
なお、トリップアドバイザーの口コミを見る限り、カフェの雰囲気や店員さんの親切さが人気の秘訣のようだ。おそらく「TOKYO LITTLE HOUSE」を目当てにやってくる方は、それなりに日本ツウな方が多いのだろう。
浅草や渋谷ではなく、一蘭でも牛かつでもないカフェに外国人観光客が行列を成しているという事実。インバウンド人気が変わらずに高い中で、同時に日本文化への理解も深まっているのかもしれない。
・今回訪問した店舗の情報
店名 TOKYO LITTLE HOUSE
住所 東京都港区赤坂3-6-12
時間 09:00~17:00
定休日 土・祝祭日
参照元:トリップアドバイザー
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.