
今の時代、飲食店を探す手段はいくらでもある。Google検索、SNS、グルメサイトの口コミ、AI……。
大変便利であるが、それらを使うのが本当にベストなのだろうか? 個人的には、むしろ逆な気がする。
ネットを使わず直感だけで店を選んだ方がアタリ率が高い上に、タイパ的にも良いのでは? ──そんな気がして仕方がないので、実際に歌舞伎町でやってみた。
実は今から2ヶ月ほど前、新宿・歌舞伎町にて外観だけで店を選んだところアタリだった。
以降、赤羽や池袋でも似たようなことをやったことがあるが、今回はまたしても歌舞伎町。
お世辞にも治安がいいとは言えないエリアであるが、ここでも自分の直感だけで店を決めてみよう。
客引きに付いていくとか、明らかに怪しい店に入るといったエラーをしない限り、何とかなるはずだ。
なにせ、歌舞伎町とはいっても多くの店はいたって普通。賑やかなだけで、怖い空気の店はごくごく一部。
だが一方で、「どの店も割と似たような感じ」といえばそうかもしれない。なので、直感だけで選ぼうにも難しいなと思っていたら……
ここは絶対に美味い!
──と心の中で叫びたくなる店があった。なんといっても、外観(顔)がいい。ギラギラしたところがなく、めちゃくちゃ落ち着いている。いい意味で歌舞伎町らしくないと言おうか。地に足がしっかり着いた感がハンパではない。
競争が激しい歌舞伎町で、これだけ “長く続いている感” が漂っているってことはアタリなのでは? 味は間違いなさそうな気が……。
ただ、気をつけておかなきゃいけないのが支払い方法。この雰囲気を考えると、現金しか対応していなくても不思議ではない。
しかも、大きいお金を出したら嫌がられる可能性もあるから、くずしておいた方がいいかも。
そんなことを想像しながら入店。着席して5秒後に「ファァッ!」となってしまった。というのも……
支払い方法がめちゃくちゃある!!
誰だよ、「現金しか無理かも」とか言ってたヤツ。
さらに……
スマホ注文!!
いや、わかる。どちらも今どきの店だったら普通だ。珍しくもなんともない。
だけど、これだけ「昔から親しまれてます」と言わんばかりの顔(外観)をして、昭和の雰囲気を漂わせておきながら、支払い方法や注文方法はしっかり令和とは……。食べる前からギャップ萌えしてしまったぞ。
一方で、予想通りだったこともある。まずは、席でもタバコを吸えること。なんなら、レジ横でタバコの販売までしていた。
そしてやっぱり味。焼き鳥ひとつとっても美味い。
焼いているところが見えるというのもあるのかもしれないが、安心感のある味。しかも、1つ1つがデカい。
あと、オススメが「牛スジの煮込み(辛口)」ってのもイメージ通り!
“辛口” まで記載されているところが、「でしょうね!」という感じ。
と思って頼んだら、そこまで激辛ではない。あくまで体感だが「多少ピリっとしますよ」という程度。シンプルに美味い。
というか、何を注文しても安心できる雰囲気がある。実際に食べたものはどれも美味しかったし、歌舞伎町のど真ん中という立地なのにそこまで高くない。
結論的には、「ネットを使わず直感だけで店を選んだ方がアタリ率が高い上にタイパがいい」という仮説の実証例の1つになったと言っていいだろう。
まぁ、タバコの煙がどうしても苦手な人にはオススメできないが、その点は入る前に予想できたので個人的にはマイナスポイントにはならなかった。
というか、そう思わせてしまう外観(顔)がズルい。見るからに時代を感じさせる佇まいだから、料理が出てくると「やっぱり美味いな〜」となりがちだし、先にも述べたようにスマホ注文だと分かっただけで「おぉ〜」と思ったりもする。
ほんと、ズルい顔だな〜と思いながら店を出たのであった。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 萬太郎
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-28-6中銀新宿第三ビル 1F
時間 16:30~23:30
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼焼き鳥1本187円〜という感じ。
▼アルコールのラインナップ。このあたりもイメージ通り!
▼瓶ビール1つさえ美味しく感じるんだから、つくづくズルい