松島湾の絶景や三陸の海の幸、そして牛タンやずんだもちのイメージが強い宮城県。旅行先で大人気を誇るエリアだが、いざ旅に出ようとすると「どこに立ち寄るのが正解なのか?」と思う人も多いはず。そんなドライブ旅を楽しく、美味しく盛り上げてくれる強い味方が「道の駅」だ。

今回は、全国850以上の道の駅を巡った私(スーザン。)が、宮城に行ったら絶対にハズせない「オススメの道の駅10選」をご紹介したい! ちなみにここから「仙台」という言葉は一切出てこない。なぜなら、仙台市には道の駅が一つもないからだ。それでも宮城県を200%楽しめる見どころが以下の通りだ!

・宮城県東松島市『道の駅東松島』


三陸沿岸道路の矢本ICからすぐの場所にあり、ブルーインパルスが飛び立つ航空自衛隊松島基地にも近い、2024年11月にオープンした宮城県最新の道の駅として知られている。

一番の特徴は道の駅からブルーインパルスの展示飛行が見渡せること。さらに、航空ファンにはたまらないブルーインパルスグッズの品揃えも抜群で、他にも東松島で有名な海苔や牡蠣も購入可能だ。

食事処では、牡蠣の乗ったラーメン、ブルーインパルスにかけた青いソフトクリーム、インスタ映えするクラフトコーラなど、ここならではのグルメも注目。オシャレでかっこいいスタイリッシュな道の駅としてオススメしたい

道の駅名 『道の駅東松島』
住所 宮城県東松島市小松字上二間堀112番地5
営業時間 9:00~18:00(施設により異なる)
定休日 年中無休


・宮城県大崎市『道の駅あ・ら・伊達な道の駅』


全国の道の駅ランキングでも1位を取った経験もある、圧倒的な人気と実力を誇る宮城の絶対王者がここだ。鳴子温泉郷への入り口に位置し、多くの人が立ち寄る大人気の道の駅で全国的知名度も高い。


この駅の代名詞といえば、なんと言っても北海道の有名チョコレートブランド「ロイズ(ROYCE’)」の常設店があることだ。大崎市と北海道当別町の歴史的なつながりから実現したもので、なぜこの道の駅が人気なのかと聞かれたらこう答えよう。「それはロイズがあるからです。」


さらに、宮城のお土産や新鮮な野菜が揃う直売所、レストランにお総菜コーナー。コンパクトに魅力あふれる品々や食事が楽しめるのも人気の秘訣だろう。宮城に来たら絶対にハズせない道の駅界の聖地である!ここに行ったと言えば道の駅好きは目をキラキラさせるだろう。

道の駅名 『道の駅あ・ら・伊達な道の駅』
住所 宮城県大崎市岩出山池月字下宮道下4-1
営業時間 9:00~18:00(冬季は17:00まで)
定休日 年中無休


・宮城県登米市『道の駅みなみかた』


相性は「もっこりの里」。これは地域を元気に盛りあげるキャッチフレーズで、決してマリモとかシティーハンターは関係ないということを念頭に入れてほしい。こちらはのどかな田園風景の中に佇むアットホームな道の駅だ。

直売所には「もっこり一番ニラ」、「ごぼうチップス」や「登米産牛串」など気になる商品も多いが、私のオススメは種類豊富なつきたて餅だ。もっこりニラ餅・ずんだ餅・エビ餅・納豆餅など餅と食材のマリアージュを楽しんでもらいたい。

2024年11月にオープンしたお食事処『桜久楽食堂』で楽しめる「200gビックリやわらかかつ丼」はインパクト抜群。素朴ながらも田舎の実家に帰ってきたような温かい気持ちになれるどこか懐かしい道の駅だ。

道の駅名『道の駅みなみかた』
住所 宮城県登米市南方町新高石浦150-1
営業時間 9:00~18:00
定休日 年中無休(年末年始を除く)



・宮城県石巻市『道の駅上品の郷』


石巻市の広大な自然に囲まれた、エリア屈指の規模を誇る超実力派の道の駅だ。「上品」と書いて「じょうぼん」と読む。これを読めるのは道の駅好きの証だ。私くらいになると日常生活で上品と書いてあってもまず「じょうぼん」と読んでしまう。


ここの最大の自慢は、なんと道の駅の敷地内に「天然温泉施設(ふたごの湯)」が併設されていることだ。含鉄塩化物泉の本格的な温泉で、露天風呂やサウナも完備。長距離ドライブで凝り固まった体が、一瞬で芯から解きほぐされていく感覚はまさに至福の一言である。


もちろんグルメも一級品で、有名なセリや金華サバは本当においしい。ちなみに直売所の隣に売っているアイスは味が唯一無二。しじみ、うに、ホヤ、牛タン、黒ニンニクなど挑戦的なものばかりなので気をつけろ。しかし、道の駅の居心地と雰囲気は安定して抜群だ!宮城県に行ったら全身で楽しんでほしい道の駅だ!

道の駅名 『道の駅上品の郷』
住所 宮城県石巻市小船越字二子北下1-1
営業時間 9:00~19:00(温泉は10:00~21:00)
定休日 年中無休


・宮城県本吉郡南三陸町『道の駅さんさん南三陸』


南三陸の力強い復興のシンボルとして誕生した、お洒落で開放的な建築が目を引く最先端の道の駅だ。この道の駅は今までの道の駅とは概念が違うと感じるだろう。

ここは隣接する「南三陸さんさん商店街」と一体化しており、まさに海の幸のパラダイス。名物のホヤ、タコ、貝類など食べ歩きで楽しめる! 道の駅で海の幸食べ歩きって言うのも不思議かもしれないが、一口食べれば、その濃厚な甘みに誰もが言葉を失うだろう。

奥まで歩いていくと、チリ共和国から贈られた本物のモアイ像が2体あるのも特徴だ。津波の記憶と復興の象徴であり、目が入った世界的にも非常に珍しい像であることも知ってほしい。道の駅の可能性を感じずにはいられない。一生に一度は訪れてほしい道の駅だ。

道の駅名 『道の駅さんさん南三陸』
住所 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200-1
営業時間 9:00~18:00(店舗により異なる)
定休日 年中無休


・宮城県登米市『道の駅津山』


「もくもくランド」という愛称の通り、特産の「津山杉」を贅沢に使った木工品とクラフトの薫りが漂う、個性的で温かみあふれる道の駅だ。周囲を美しい山々に囲まれており、深呼吸したくなるような清々しい空気が満ちている。

一歩中に入ると、職人の技が光るお洒落な木製家具から、日常使いにぴったりの可愛いキッチン雑貨、子ども向けのおもちゃまで、木の温もりを活かしたアイテムがズラリ。普段使いから贈答用としてもピッタリな木工品が君を待っている。

食事処では、登米地方の郷土料理である「はっと汁」が味わえる。小麦粉を練ってツルッと茹で上げた伝統の味は、出汁の旨味が体に染み渡るウマさだ。クラフトの楽しさと素朴なグルメが融合した、心穏やかにリフレッシュできる大好きな駅である!

道の駅名 『道の駅津山』
住所 宮城県登米市津山町横山細屋26−1
営業時間 9:00~17:00
定休日 年中無休(年末年始を除く)



・宮城県石巻市『道の駅硯上の里おがつ』

雄大な雄勝湾を目の前に望み、伝統工芸と美しい海の風景が見事に融合した、非常にスタイリッシュな道の駅だ。ここは全国シェアのほとんどを占める伝統の「雄勝石(おがついし)」を使った硯(すずり)の産地であり、道の駅自体もどこか落ち着いた趣を感じる。

施設内では、職人が一つ一つ丁寧に仕上げた漆黒の雄勝石クラフトを展示・販売。独特の美しい光沢を持つ食器やインテリアは、大人のこだわり土産として非常に人気が高い。


そして、雄勝の豊かな海が育む上質な海産物や、地元の特産品をふんだんに使用した加工食品を購入でき、新鮮な海鮮を味わえる贅沢な食事処も大充実。道の駅の目の前に雄勝湾が広がっており、開放感が半端ない道の駅としても太鼓判を押したい道の駅だ

道の駅名 『道の駅硯上の里おがつ』
住所 宮城県石巻市雄勝町下雄勝2丁目5
営業時間 9:00~17:00(店舗により異なる)
定休日 年中無休


・宮城県牡鹿郡女川町『道の駅おながわ』

JR女川駅の前から海へとまっすぐ伸びる、お洒落なレンガみちの商店街「シーパルピア女川」と一体化した、日本屈指の開放感を誇る港町の道の駅だ。海に伸びていく道に沢山のお店が並ぶここは、まるでアウトレットのような道の駅と呼ぶにふさわしい

中はまさに美食の街で、直売所や飲食店には女川港に水揚げされたばかりの「生マグロ」や「ホタテ」「ホヤ」など、一級品の海の幸が信じられないほどの鮮度と安さで並ぶ。その場で食べる海鮮丼の旨さは、長距離ドライブをしてでも訪れる価値があると断言できるウマさだ。

スペインのタイルアートが彩るお洒落なカフェや、可愛い雑貨店も立ち並び、他の道の駅では見かけない店舗が並ぶ。港町の活気と洗練されたセンスが見事に融合した、何度でもリピートしたくなる最高のエンタメ道の駅である!

道の駅名 『道の駅おながわ』
住所 宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目66
営業時間 9:00~18:00(店舗により異なる)
定休日 年中無休


・宮城県刈田郡七ヶ宿町『道の駅七ヶ宿』

山形県と福島県との県境に位置し、美しい七ヶ宿ダムの壮大な湖畔に佇む、豊かな大自然のエネルギーを全身で体感できる道の駅だ。宮城県の最南端の道の駅と知られ、他の道の駅とはまた特色が違うかもしれない。

目前にはダム湖と自然休養公園が広がり、春には一面の桜、秋には山々の紅葉と、季節により様々な表情を道の駅から望むことができる。とにかく広いこのダム湖は見るものを魅了すること間違いなし!

お食事処では大好評の七ヶ宿ダム湖カレーや宮城の名物「温麺(うーめん)」を味わうことができる。宮城県の広さを感じられるのびのびした道の駅だ。

道の駅名 『道の駅七ヶ宿』
住所 宮城県刈田郡七ヶ宿町字上野8-1
営業時間 9:00~17:30(冬季は17:00まで)
定休日 年中無休(年末年始を除く)



・宮城県気仙沼市『道の駅大谷海岸』


目の前にコバルトブルーの美しい砂浜が広がる、最高のロケーションを誇る道の駅だ。震災を乗り越え見事にリニューアルされた施設は、気仙沼の南の玄関口に位置して多くの人が訪れている。


この地方では古くから定置網漁法が営まれており、季節によって、よくマンボウが漁獲されることからマンボウが町の魚となっている。そのため、見どころの1つはマンボウだ。商品によく描かれていたり、プロジェクションマッピングにも登場するぞ。


また、気仙沼と言えばのフカヒレを味わえるのも特徴。サメ肉が入ったバーガーやはちみつ漬けのフカヒレソースがかかったソフトクリームが味わえる。大自然の美しさと海の恵みをこれでもかと五感で体感できる、宮城ドライブの大トリにふさわしい感動の道の駅だ!

道の駅名 『道の駅大谷海岸』
住所 宮城県気仙沼市本吉町三島9
営業時間 9:00~18:00(施設により異なる)
定休日 年中無休(年末年始を除く)


──以上、豊かな自然と極上の海の幸・山の幸が集まる宮城県の中でも、一度訪れたら絶対に忘れられない強烈な個性と魅力を持つ10の道の駅をご紹介した。ぜひ次の週末は車を走らせて、宮城の美食と絶景を体験してみてほしい!

日本の道路がある限り、私の道の駅放浪旅はまだまだ終わらない。次回のエリア紹介もお楽しみに!

参考リンク:YouTube「拝啓、道の駅から
執筆:スーザン。
Photo:Rocketnews24.

▼YouTubeチャンネル「拝啓、道の駅から」をやっています。ここで紹介しきれない宮城県の道の駅をランキングで紹介しているので気になった方はチェックしていただけると幸いです。1位は君の目で確かめてほしい。