サイゼリヤがチキンステーキ商品の販売を休止して数日が経つ。『若鶏のディアボラ風』をこよなく愛していた私(あひるねこ)は深刻なディアボラ風ロス、略して “ディアボロス”に苦しんでいる状態だ。

このままでは仕事が何も手につかない。そこで、自らの手でディアボラ風を生み出すことにした。

現在も注文可能な『辛味チキン』と『エスカルゴのオーブン焼き』を使ったアレンジレシピ、その名も『真の悪魔(ディアボラ)』である。

・チキンをアレンジ

『若鶏のディアボラ風』『柔らかチキンのチーズ焼き』が販売休止した今、残っているチキンを使った商品は『辛味チキン』『蒸し鶏の香味ソース』『チキンのサラダ』の3品だ。

その中から錬成の第一歩として、まずは『辛味チキン』(税込300円)と、トッピングの『野菜ソース』(税込100円)を注文。


『辛味チキン』の上に、シンプルにソースをのせる。このアレンジは検索すればいくらでも出てくるし、サイゼに通う多くの人が思いつく王道の手法だろう。


実際に食べてみると、たしかにうまい。香ばしいチキンに野菜の爽やかさが非常にいいアクセントになっている。


ただ、これがディアボラ風かと聞かれると、答えは明確にNOだ。

おいしいのは間違いないが、どこかパンチが足りず、結局のところ1+1=2の域を出ていない。私に深く刻み込まれた “ディアボロス” を癒すには至らないのである。

・錬成のカギを握るもの

そこで私がテーブルに追加召喚したのが、サイゼ飲みの強力な味方『エスカルゴのオーブン焼き』(税込400円)だった。果たしてこれをどう使うのか? 手順は簡単。


まず普通にエスカルゴ(身)をいただく。


そして、ここからが本番だ。エスカルゴを食べ終えたあとに残るソース。これを『辛味チキン』にたっぷりとかけ……


さらにその上から『野菜ソース』を……


容赦なくトッピング。


完成である。


・誕生、真のディアボラ風

見た目は先ほどの「チキン+野菜ソース」と変わらないように見えるかもしれない。しかし一口食べてみると、口の中に広がるコクや風味がまったくの別物だ。

『エスカルゴのオーブン焼き』の強烈なガーリックバターソースがチキンの旨みを増幅させ、そこに野菜のシャキシャキとした食感が加わる。


これらの要素が三位一体となり、本家ディアボラ風をも凌ぐ爆発力を獲得していると言っても過言ではないだろう。



さあ、こうなるともうワインが止まらない。チキン1個に対し、最低でもワイン1杯を消費するのが妥当と思われる。それほどの破壊力である。


手がベタベタになるのが嫌なのでナイフとフォークで食べてみたが、『辛味チキン』は骨があるため、ハッキリ言ってマジで食べにくい。誰かにほぐしてほしい。

だが、その面倒臭さもまた一興なり。サイゼ名物・激ムズ間違い探しと同じで、骨から肉を削ぎ落とす苦労すらも、いい酒のつまみになるのだ。


そう、それはサイドメニューに過ぎなかった『辛味チキン』が、メインを張れる皿へとメガ進化した瞬間だった。この恐るべきキメラを、私は『真の悪魔(ディアボラ)』と命名したい。


・ディアボラ後

さて、実はあまり量が多くない『真の悪魔(ディアボラ)』。おそらくエスカルゴの皿には、まだたっぷりソースが残っているはずだ。

ここで追加注文したいのが『小エビのカクテル』(税込280円)である。


残ったソースに小エビを投入すれば、以前紹介した『無限アヒージョ』へとシームレスに移行できるのだ。


『真の悪魔(ディアボラ)』からの『無限アヒージョ』。これぞまさに、ディアボラ風亡き後の世界を生き抜くサイゼ飲みの真髄である。



チキンステーキ商品の販売再開がいつになるかは分からない。本家『若鶏のディアボラ風』の復活を心から祈りつつ、それまではこの『真の悪魔(ディアボラ)』でなんとかやり過ごしていくつもりだ。

“ディアボロス” に苦しむ同志諸君は、ぜひ一度試してみてほしい。

参考リンク:サイゼリヤ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼「チキン1個に対しワイン1杯」と書いたが、その場合は約4杯分入っている『デカンタ大』(税込400円)がおすすめだ。まさに『真の悪魔(ディアボラ)』のために用意されたサイズである。