ドン・キホーテのカップ麺コーナーで『一蘭 炎』なる商品を発見した。一蘭のカップ麺といえば、発売直後に「具材なし」というストイックすぎる仕様で話題をかっさらった記憶があるが、この “炎” は未体験だ。

2024年に数量限定で登場した商品で、あまりの完成度の高さに反響が凄まじかったという。価格は強気の537円。カップ麺界に「エグゼクティブ・クラス」があれば、間違いなくラインアップされるだろう。

……ちょっと怖いけど食べてみたいぞ。ってことで、試しに買っちゃいました。

・一蘭 炎

真っ赤なパッケージに力強く踊る「炎」の文字……煉獄さんのような圧倒的な心意気や熱意が感じられる。まるで「心を燃やせ」と言われているようなパッケージだ。

一蘭カップ麺の最大の特徴は「具材なし」という潔さ。具材をあえて入れないことで、60年以上の歴史を持つとんこつスープ本来の純粋な旨味を最大限に楽しむことができる。

もちろん「炎」も具材はなし。麺・スープ・秘伝のタレで辛さと旨味のバランスを表現しているそうだ。開発には約2年を費やし、唐辛子の種類や挽き方、粒度にまで着目して4種類の唐辛子を厳選したという。


刺激だけではなく、とんこつの深いコクと調和する辛さを目指した一杯。だんだん537円が高いのか安いのか分からなくなってくる。ただ「カップ麺を食べる」のではなく「一蘭の哲学を味わう」という “儀式” に近いものを感じる。



・具材がないからこその真剣勝負

麺は一蘭独自のノンフライ麺。熱湯を注いで待つこと4分、粉末スープと液体スープを入れて混ぜてから……


「秘伝のタレ」を加えて完成。秘伝のタレを投入した瞬間に一蘭特有の食欲をそそるとんこつの香りが立ち上がる。これぞ一蘭、シンプルだからこそ逃げ場がない


・一蘭感が強い

スープをひと口いただくと……辛い。たしかに辛いのだが、一蘭自慢のとんこつの旨味やコクが、刺激を優しく包み込んでいる。

平たくいえば、旨辛。それでも一蘭ファンが求める刺激はしっかり感じられるだろう。単に辛いだけのラーメンとは一線を画す、圧倒的なバランス感だ。

独自開発のノンフライ麺は辛いスープとよく絡む。くり返しになるが、具材がないからこそ「麺」と「スープ」に全神経を集中させることになる


全体の感想としては、一蘭のノーマルカップ麺より “一蘭感” が強い。一蘭のエッセンスをギュギュッと凝縮したような強さ・熱さが感じられる。まさに「炎」の名にふさわしい一品だ。一蘭らしさを存分に、かつ刺激的に味わいたいなら「炎」こそが正解かもしれない


完成度は高い。今回は多くの方からのリクエストに応える形での再販ということで、気になっていた方も多いだろう。数量限定なので見かけたら早めに確保しておくのが良さそうだ。ちなみに公式通販でも売っていたのでそちらもぜひ!


参考リンク:一蘭 炎
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.