
「京都のお土産といえば?」と聞かれて、多くの人が思い浮かべるのは生八つ橋ではないだろうか。
近年はインバウンドの動向や旅行スタイルの変化もあり、「京都が以前より行きやすくなった」という声もチラホラと聞く。だからこそ、定番の京都土産をあらためて選び直す人が増えているのかもしれない。
そんな中、京都の老舗菓子メーカー「美十」の福袋(3834円)が、オンラインショップで販売されるやいなや即完売した。
予約当日は、昼と夜2回に分けて受付開始し、昼の部は15分、夜の部に至っては2分で売り切れたというから、その注目度は相当なものだ。
生八つ橋「おたべ」のイメージが強い「美十」だが、オンラインストアをのぞいてみると「え、こんなに種類あったの?」と驚かされる。今回の福袋は、その入口としてもなかなか優秀だった。
・2025年最後に受け取った福袋
福袋が届いたのは大晦日。
段ボールには、かわいらしい馬のシールが貼られている。
箱を開けると、中から現れたのは赤い風呂敷風の包み。簡易的ではあるものの、お正月らしい縁起の良さがきちんと演出されている。
その風呂敷を開くと、おせちをモチーフにしたイラスト入りのカレンダーが登場。
中央には美十のお菓子で作られたおせちが描かれており、遊び心もあってかわいい。
カレンダー含む、福袋の中身は以下の通り。
・京ばあむ迎春限定箱(1620円)
・ふわふわおたべ迎春(918円)
・こたべ 栗きんとん迎春箱(450円)
・ボルボローネ和三盆(648円・おたべ本館限定)
・あんスタンドパック(648円)
・おせちモチーフのカレンダー(非売品)
カレンダー以外で、合計4284円分の内容。購入価格が3834円だったので、爆発的にお得という訳ではなさそうだが、美十の商品がバランスよく詰め込まれている点が印象的だった。
・ふわふわ~
中でも印象に残ったのが「ふわふわおたべ」。
以前、K.Masami記者も紹介していたが、改めて食べてみると、その名に偽りなし。
雲のように軽い生地に、なめらかなこしあん。これまでの生八つ橋とはまったく違う方向性で、いい意味で裏切ってくる。
紅白を基調としたパッケージも、お正月感が強く、福袋との相性はかなり良い。
そして忘れてはいけないのが「京ばあむ」。
実はこれも「おたべ」と同じ会社の商品なのだ。
ちなみに、工場見学マニアとして、これだけは伝えさせてほしい。まず、京都にある「おたべ本館」。ここでは、生八つ橋の工場見学が予約不要で楽しめるのだ。
ガラス越しに製造工程をしっかり見ることができ、無料試食の方法も面白い。
さらに隣接する「atelier京ばあむ」では、京ばあむの製造工程を見学可能。バームクーヘンが少しずつ層を重ねていく様子は、眺めているだけでも楽しい。
どちらもまたじっくり紹介できたら嬉しいなぁ……。
・派手さよりも “素材への信頼感” が残る福袋
今回の福袋、価格面でのインパクトは控えめだ。ただ、食べてみると「生八つ橋の会社」というイメージを超えて、和洋問わず京都らしいお菓子を丁寧につくっていることが伝わってくる。
即完売も、なるほど納得である。京都土産といえば生八つ橋……そんな固定観念を、やさしく更新してくれる福袋だった。
参考リンク:おたべオンラインショップ 福袋
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼こたべ 栗きんとん迎春箱
▼ボルボローネ和三盆
▼あんスタンドパック
夏野ふとん



















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