食べ放題が好きな私(中澤)。色んな食べ放題を巡っていてある仮説に思い至った。それは「ガチ中華のランチ食べ放題ってひょっとして熱いのではないか」という説だ。なにせ、世は定食1000円台も普通なのに、同じ1000円台でバイキングがあったりする。世界線が違うとしか思えない。

そんなわけで先日、池袋に潜むガチ中華『小東北』のランチを記事でレポートしたところ、Xで「池袋西口の『大豊収』も行って」というコメントをいただいた。なになに? 1300円食べ放題……? 翌日行った。

・中華街入ってすぐのビル

池袋駅の西口(北)を出て、中華街との境界線になっている「みずき通り」を進むと、中央通り西一番街の門がある。その門のすぐ左手のビルの入口に『大豊収』のランチバイキングの看板が出ていた

ビル1階を入るとエレベーターホールになっている。エレベーターの案内によると『大豊収』は5階。正式名称は『大豊収鉄鍋炖』なようだ。5階に上がってみると……

入口の壁一面に『大豊収』と書かれた店が。入店すると、店員さんはもちろんお客さんも中華系の人ばかり。中国語しか聞こえない店内。なかなかの潜みっぷりだ

・食べ放題の真相

まず入口のカウンターで「ランチ食べ放題ですか?」と確認され前払い。確かに価格は税込1300円な様子。席に案内され、さっそく食べ放題コーナーへ行ってみたところ……

ズラーッと並ぶガチ中華の数々。1300円でまごうことなき食べ放題! 豚肉ときくらげの卵炒めのような町中華でもお馴染みの一品から、スペアリブの唐揚げまで肉料理の種類が豊富だ。


・特徴的に感じた点

また、料理の中に緑の何かと豚肉の炒めものがあって、ピーマンと思いきや食べてみたらデカイさやえんどうみたいな豆だった。中の豆は枝豆っぽい大きさなんだけど皮ごと煮てる? こういう品種の豆なんだろうか? 細部のよく分からなさにガチ感がある

一方で、もっと分かりやすく特徴的な部分もあった。それは食べ放題の炭水化物コーナーみたいなところに中華饅があること。食べてみたら餡が詰まった良い肉饅で、私が知る中で例えると、味付け薄めの551の豚まんみたいな味だった。

・日本人が慣れ親しんでいるメニューも

他にも謎の饅が2種類くらい置いてあったんだけど、中華料理に饅も入ってくると満腹感が加速する。気になるものをつまんでいくだけでお腹いっぱいになってしまった。ちなみに、個人的にウマかったのは、骨付き鶏唐揚げ。

食べ放題に定番の唐揚げだけど、乾いた感じじゃなく、衣がパリッとして肉はジューシーな揚げたての旨みがあったのが地味にグッドだった。周りのお客さんもみんな唐揚げを取っていて、減ってはガンガン追加されるので、人気ゆえの揚げたて感であることがうかがえる。

地味にウマイと言うと炒飯にも触れておこう。パラパラ系ではなく米のモチモチが残っていたので、それが気になる人もいるかもしれないし最初は疑惑の炒飯だったんだけど、味付けがしっかりしていてなんか癖になる独特の良さがある。これも周りの客のゲット率が高く、私も何気なくおかわりしてしまった。

そんなわけで、結局、日本の町中華でも食べられるメニューをおかわりしてしまったけど、逆に言うと、そこが安定しているのはとっつきやすさになるのではないかと思う


・街に潜む別世界

なお、店員さんによると、ランチ食べ放題は土日関係なく毎日11時から15時まで開催しているという。腹パンでもまだ食べたくなるこのバリエーションと味で1300円は改めて凄い。そんな料理のラインナップはほぼ毎日変わるらしく、食べ終わった後また来たいと思える店であった。

次々と世界線の違う店が現れるガチ中華ランチ紀行。街に潜む別世界の深度はまだ計り知れない。奥深い店を教えていただきありがとうございました。

・今回紹介した店舗の情報

店名 大豊収鉄鍋炖 池袋西口店
住所 東京都豊島区西池袋1-23-1 エルクルーゼビル5階
営業時間 11:00~23:00(ランチビュッフェ11:30~15:00※L.O14:30)
定休日 年中無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼ガチ感

▼満州料理とのこと

▼豪快に積まれている