東京メトロで日本橋に行くと、絶対に気になる滋賀のアンテナショップ「ここ滋賀 -COCOSHIGA-」。日本橋駅のB5~12までのどの出入り口からも近く、この辺に来ると確実に視界に入るのだ。

しかし立ち寄ったことは無かった。おぼろげに気になったままで放置しておくのはよくない。きっと私にとって未知の美味いものがあるだろうし。

・人気

無縁の土地のアンテナショップに入ると往々にして困るのは、何を買うべきかわからないという点。しかしここは素晴らしい。人気商品ランキングが掲示されている。


なるほど。じゃあとりあえずこれに従いつつ、直感でウマそうな奴も試していこう。しかし、1位がシンプルなパンというのは興味深い。


私は「サラダパン」を食べたことが無いが、名前は知っている。TVなどでやたら紹介されるからだ。1つ240円という価格も買いやすさに繋がっているのだろう。

2位の「赤こんにゃく味付(540円)」は良い感じだ。土着の料理っぽさが強くて、手軽に異郷の味を楽しめそうではないか。


とりあえず人気商品からはこの2品を。そこから店内を巡回し、直感でいくつか選んできた結果がこちら。それぞれどのようなものかレビューしよう。


・鯖

絶対うまいだろと思って買ってきた「三太郎の燻製鯖寿司(1404円)」。


マヨネーズがセットという興味深い仕様。


鯖が生ハムみたいな状態になっている。ワインを使った塩剤で漬け込んだらしい。開けた時点で燻製のいい香りが漂い、間違いない美味さを確信させてくれる。


そのまま行くと硬めのプリっとした、鯖にしては珍しい食感が楽しめる。そして噛むと旨味と共に燻製フレーバーが染み出してきてたまらねぇ!

付属のマヨネーズを使うと、全てがマイルドに変化する。これは面白さと美味さの両方でとても優秀に感じた。お勧め。


・赤こんにゃく

人気2位は伊達ではない。三二酸化鉄で染められたこんにゃく。派手な朱色でレバーのようだが、味はソフトめなこんにゃくという感じ。


砂糖と醤油による甘めの味付けがされており、微妙に加えられた唐辛子が僅かにピリッとさせてくれて美味い! 王道のツマミ感がある。

実は店舗ではピリ辛バージョンも売られていた。個人的には、そちらにした方が、より箸の止まらないウマさになったように思う。酒のつまみとかに良さそう。ノーマルの方が万人向けということで。


・埋れ木

銘菓「埋れ木」はガチだ! 今なら季節限定のきなこVerも買えるそう。和三盆糖と求肥の菓子だ。どちらも3個入りで594円。


ノーマルは表面を覆う和三盆糖が抹茶風味。ちゃんと植物であることがわかるタイプの抹茶パウダーで好感度が高い。


表面の和三盆糖特有のシャリシャリ感と溶けていく感じが良い。内部には粒子同士のつながりが強固なタイプの高い粘度を持つ白餡。


これはお茶請けとして素晴らしい一品だ。見ての通り小さく、1つ200円だが一瞬でなくなってしまう。常にもっと食べたいという欲求が残る点が唯一の問題か。

ということで、立地が良すぎる「ここ滋賀 -COCOSHIGA-」。注目すべきは立地だけでは無かった。なお、ここでは近江牛も様々な形態で売られている。人気5位の「近江牛小間切 250g」もその一つだ。

どうも普通に肉屋感覚で近江牛を買いに来てるっぽい客がいたのが面白かった。物産館のそういう使い方は、私に無かった視点だ。

参考リンク:ここ滋賀
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼あらゆる所で紹介されつくしてるサラダパン。美味しかった。マヨネーズとたくあんのコッペパンだ。珍しい組み合わせだが、見事に調和している。「地元の味」って感じ。


▼きなこVer。抹茶和三盆糖Verのしゃりしゅわ感は無いが、かわりにきなこのねちっとしたまったり感がある。


舌ざわりがマイルドに。甘みもマイルドに。素朴なきな粉の香り。熱いほうじ茶とよく合いそう。


▼滋賀と言えばビワマス。三太郎にはビワマスもある。そちらも気になったが、今回は燻製にした。