私は「湯船に浸かりたい派」だが、ビジネスホテルのユニットバスは少し苦手だ。お湯を張って、ゆっくり浸かり、そのあとお湯を抜きながら体を洗う……この一連の流れが面倒というか、もっと効率の良い正解があるのではという気がしてならない。

その結果どうなるかというと、風呂に入る時間がズルズル遅くなり、寝る時間もズレる。これがよくある最悪なパターンだ。大浴場がないならシャワーブースだけの方がいい。そんな私にとって、かなり好きなタイプのホテルが見つかったので紹介したい。

・ホテルB4T田端


今回宿泊したのは「ホテルB4T田端」。JR山手線・田端駅の目の前という立地だが、楽天トラベルでの宿泊価格は1泊5900円だった。山手線駅前でこの価格はコスパが高い。



この日は仕事を終えて20時過ぎにチェックイン。ロビーには基本的にスタッフが常駐しておらず、チェックイン・チェックアウトは機械で行うスマートホテル方式になっている。必要ならチェックイン機上部のタブレットからオペレーターを呼び出せる仕組みだ。



正直、この手の無人システムには過去に苦い思い出もある。だが先に結論を言ってしまうと、今回はチェックインからチェックアウトまで非常にスムーズだった。



ちなみに同ホテルはJR東日本が運営していることもあり、Suica対応がかなり充実している。Suicaを持っていればチェックインからルームキー、チェックアウトまで一貫して利用可能とのこと。



もちろんSuicaがなくてもチェックイン機で発行されるルームキーや、他の交通系ICカードでも手続きができるぞ。



・シングルルーム

予約をしたのは「シングル・シャワー」。その名のとおり、浴室はバスタブなしのシャワーブース仕様になっているという。


シャワーブースの話に入る前にまずは客室から。内装は淡いグリーンを基調とした、シンプルかつ機能的な空間だ。



調べてみると、この色は「千草鼠色(ちぐさねずいろ)」と呼ばれ、かつて田端周辺が田園だったことにちなんで、青々と茂る田んぼをイメージしているらしい。小さなデスクもあって軽い作業なら問題なくこなせる。清潔感があって居心地がいい。



部屋にはベックスコーヒーショップのドリップパックも置かれていた。Suicaペンギンのパッケージである。2026年度末で卒業するからだろうか……最近このペンギンを見ると愛おしく感じてしまう



・シャワーブース

そして、浴室はバスタブのない完全なシャワーブース仕様だ。よいしょ、とまたいでバスタブに入る必要もなければ、体を洗っている最中にシャワーカーテンが体にピタッと張り付くこともない。


ユニットバス特有のあのストレスはゼロ。国内ビジネスホテルではまだ珍しいスタイルだろう。そんでもってシャワー自体も本気度が高く、多機能シャワーヘッドが採用されており、シャワー・ミスト・マッサージの3モードを好みに合わせて切り替えられる。


どうやら湯船に浸かれない代わりに「シャワーを浴びる体験」に機能を全振りしているようだ。そして軽くて乾きが早いSALONIA(サロニア)のヘアドライヤーも地味に嬉しいポイント。こういう地味ポイントが積み重なると宿泊全体の満足度が底上げされる。


・さっさと寝たい人向け

うだうだせずに短時間でシャワーをサッと浴びてさっさと寝たい人間にはこれで十分。なお、同ホテルにはユニットバス付きの客室も用意されているので、湯船がないことをマイナスと感じる場合はそちらを選べばいい。


私のようにユニットバスが苦手というタイプの方には、今回ご紹介したシャワーブース付きの客室は相性がいいと思う。ちなみに今回泊まった2階からの景色はとくに楽しめなかったが、トレインビューを楽しめる部屋もあるようだ。


派手な設備はないが無駄もない。駅近で、安くて、ストレスが少ない。機会があればまた普通に選びたいと思えるホテルだった。皆さんもぜひ覚えておいてくれたまえ。それではまた!


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称ホテルB4T田端
住所:東京都北区東田端1-17-20

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼パジャマも快適

▼自販機やレンジもある

▼チェックアウトも簡単(カードを機械にかざすだけ)

▼ホテルB4T田端

▼田端駅前