全国の “かつや者” 諸君、あけましておめでとうございます。昨年も我々 “かつや者” は「かつや」と共にあったわけだが、実は一つやり残したことがあるのだ。

そう、俺たちの心のとんかつチェーン「かつや」が発売した意味不明な期間限定メニューの数々……その栄光の軌跡を刻み込むのを忘れていた。これでは2026年が始まらない!

というわけで今回は、2025年度「かつや」の派手なやらかしを派手に振り返ってみようと思うぞ。さあ、あなたの “推しカツ” はランクインしているかな?

その1『かつやの中華ざんまい丼』

一つの丼の中にエビチリ・回鍋肉・油淋鶏が集結しているという、情報量とカロリーの洪水みたいな本作。味もボリュームも文句なしで、去年の1、2位を争う素晴らしい出来だった……はずなのだが。


まさかである。まさかただのエビフライを、「エビチリ」と言い張って出してくるとは思わなかった。お前のようなエビチリがいるか。それは「かつや」という無敵の飲食チェーンが、エビフライという概念を終了させた瞬間であった。


その2『ハムエッグカツ丼』

昨年3月には、3種類の『ハムエッグカツ丼』を3週連続で発売するという狂気のチャレンジ企画を実施した「かつや」。おかげで毎週金曜日は必ず「かつや」に通っていた。塾かよ。


しかも恐ろしいことに、3種類とも見た目がほぼ一緒なのだ。フタのように覆いかぶさるハムエッグの上に、大量のマヨネーズ。さらにカレー粉が振りかけられているという謎のトリプルドッペルゲンガー丼。

改めて振り返っても、なぜ3週連続リリースという90年代のラルクみたいなことをしたのか、さっぱり意味が分からない。


・その3『ホルモン焼きうどんとチキンカツの合い盛り丼』

さて、いよいよ真打の登場である。チキンカツ丼の上に牛ホルモン、そしてまさかの焼きうどんを召喚した、俺たちの「かつや」の真骨頂と呼ぶべき義務教育敗北メニュー。そこに必然は……ないッッ。あるワケがない。


うどんオン・ザ・ライスという炭水化物のダブルワークを経た後、我々が目の当たりにするのは、うどんという大地からニョキニョキと力強く生えてくるチキンカツの息吹だ。世界はそれをカオスと呼ぶ──。


混迷を極めた2025年の国際情勢と、とんかつチェーンの新商品が醸し出す無秩序が、図らずもシンクロしてしまったのは興味深い現象と言えるだろう。「かつや」とは時代を映す鏡なのかもしれない。



──以上、俺たちの「かつや」が世に問うた多種多様な魔弾の中から、特に破壊力が強いものを厳選して振り返ってみた。

個人的には『ホルモン焼きうどんとチキンカツの合い盛り丼』が放つ、ほとばしるほどの無知性に1票を投じたい。これぞ我々 “かつや者” が夢に描く理想の「かつや」像である。


果たして今年はどんなエキセントリックな “カツ動” を我々に見せてくれるのか? 「かつや」の2026年に期待したい!

執筆:エクストリームかつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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