2025年12月26日から、大戸屋で「国産黒毛和牛のごほうびすき鍋」が始まった。3万食限定だそう。

それはつまり、肉の量に限りがあるということか? なんだか美味そうな気配がする。さっそく試してみよう。

・大戸屋

ということで、最寄りの大戸屋へ。最新の限定商品ゆえだろう。探すまでもなく、初手でメニューが置かれていた。


「国産黒毛和牛のごほうびすき鍋」は定食が2040円で、単品は1950円か。待てよ。公式アプリで390円引き(1月12日まで)はデカいだろ

ちょっとしたクーポン配布とかはどこのチェーンもやってそうなことだが、約2000円のものが約400円安くなるのは、アプリをインストールさせる力が強い。

オーダーはタッチパネルから。ライスの種類と量を変更可能。私の感覚だと、ライスは大盛りの方が、すき焼きとの量のバランス的にちょうど良かったように思う。


ほどなくして届いたのがこちら。


写真では分からないが、届いた直後の現物は沸騰しており、リアルタイムに肉が加熱されていく状態にあった。


出てきた瞬間はまだ肉に赤い部分がわずかに見えたが、すぐに全て完全に火が通った状態に変化していく。高温の割下で煮ていくような感じ。

関西の人は違和感を覚えるかもしれないが、これは関東では一般的なすき焼きスタイルだ。ふと、関西の店舗でもこのスタイルなのか少し気になった。

クーポンを使ったら1650円。そんなに高くないので、ぶっちゃけ肉の量は控えめなのではないか……と思っていたが、肉が予想を超えてしっかり入っているぞ


肉と同じくらいに野菜もたっぷり入っている。ちょうどこの容器の半分が肉で、もう半分が野菜・白滝・豆腐というバランス


これはとても好感のもてる割合およびボリューム感だ。大半が野菜で肉が少ないみたいな、邪悪なすき焼きではない。



デフォルトで付いてくる生卵に肉をディップして食べると……おお、いいですね。あっさり風味の肉と、甘辛い割下の味がよく合っている。


この肉はちゃんと美味しいぞ! 微妙な肉が1つも入っていなかったのもポイント高い。赤身と脂身のバランスがとても良い。ちゃんと肉が選別されてそうで好印象だ。

野菜とキノコもとても美味い。長ネギはトロトロで、エノキは味がしっかりしみつつジャキジャキの食感が維持されている。すき焼きに欠かせないポイントは全て押さえられている。

分量は、やや大食いの中年男性でちょうど腹八分目。これは誰にとっても満足度が高いのではないでしょうか。大戸屋の「国産黒毛和牛のごほうびすき鍋」は、いい仕事をしている。お勧めだ! アプリのクーポンは、忘れずに。

参考リンク:大戸屋
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.