もはや私(耕平)にとって年末の風物詩と化した「いきなり!ステーキ」の福袋。私がこの福袋を購入し始めてから、今年で6年目に突入した。思えば2021年のAセット(4990円)から始まり、毎年欠かさず購入し続けている。

今年も昨年同様、税込8800円、10000円、15000円の3種類のセット展開となっている。その中で購入したのは昨年に引き続き、8800円のセットだ。そして商品到着日に今回も昨年に引き続き、謎の配送方法が適用された。

さらに6年間の値段の推移なども検証してみたところ、驚愕の値上がり率が発覚したので、ご覧いただこう!

・今年も謎の2回配送

例年通り、「いきなり!ステーキ」からは12月初旬に年末に向けた2026年の福袋が発表された。数日後、待望の商品が到着。


……したのだが、なんと届いた箱を開けてみると肉類しか入っていない。


セット内容に明記されていたはずの、「いきなり!スパイス」「いきなり!ソース」「オニオンドレッシング」が見当たらないのだ。昨年と同じ現象が起きている……と思いつつ玄関を確認すると、やはり別の小箱が置き配で届いていた。


まさかと思い、部屋に戻って箱を開けてみると……


なんと、その中に行方不明だと思っていた「いきなり!スパイス」「いきなり!ソース」「オニオンドレッシング」が入っていた!

昨年に引き続き、調味料関連は常温の置き配で、肉類はクール宅急便での配送という謎の2回配送。送料無料なのはありがたいが、2つに分けて配送するとなると、結構な費用がかかっているのではないかと心配になってしまう。



・税込8800円セットの中身を公開

さて、気を取り直して今年のAセットの中身を確認していこう。まずは置き配で届いた調味料関連から。

「いきなり!スパイス(85g)」は、香ばしいローストガーリックの風味が効いたミックススパイス。店舗でもお馴染みの味わいだ。


「いきなり!ソース(やや甘口)195g」は、果実の濃厚な甘みが特徴のステーキソース。にんにくの旨みが効いた醤油ベースで、お肉の味をぐんと引き立ててくれる。


そして、今回新たに加わった「オニオンドレッシング(300ml)」は、玉ねぎの甘みと芳醇な味わいが特徴。サラダはもちろん、肉料理にも相性抜群だ。


続いてクール宅急便で届いた肉類を紹介しよう。まずは「冷凍いきなり!ビーフハンバーグ(150g×3個)」


厳選牛肉と秘伝の配合で作られたハンバーグパテを再現した、こだわりのビーフハンバーグだ。オリジナルオニオンソース(30g)が付いている。

次に「冷凍いきなり!サーロインステーキ(150g×2枚)」は、程よいサシが入った柔らかな肉質で、まさに至福の一品。


最後は「冷凍いきなり!ワイルドステーキ(約200g×3枚)」。個人的にはこの福袋の目玉商品だと思っていて、厚みのある肉質は食べ応え十分だ。力強い肉の旨味を毎年楽しんでいる。


全部並べると、肉好きにはたまらない壮大な光景になる。


そして「失敗しないステーキ・ハンバーグの焼き方」が同封されているのが、本当に助かる。


・6年間の値上げ推移を検証

ところで、私がこの福袋を購入し始めた2021年からの6年間で、一体どれだけ価格が変化しているのか? は気になるところだ。ここで、これまでの価格推移を振り返ってみよう。

2021年のAセットは税込4990円。「ビーフハンバーグ150g」×3個、「ガーリックライス320g」×3袋、「レンジで乱切りひれステーキ150g」×3個、「いきなり!ガーリックペースト」という内容だった。


2022年のAセットは税込4690円と、むしろ若干値下げされていた。


しかし2023年は大きく方向転換し、従来の冷凍商品セットではなく「福袋という名のお食事割引券(税込3000円)」という物議を醸す内容に。利用制限の厳しさから様々な声が上がった年だった。


2024年は冷凍商品セットが復活し、「Cセット(税込10000円)」を購入。最低価格が10000円という強気の設定だった。


そして2025年と2026年(今年)は、最安価格帯が税込8800円となった。


ということは、2021年と比較すると、最安セットの価格は実に約76%値上がったということになる。

とはいえ昨今の物価高騰を考えると、むしろここ数年は内容と価格帯が同等なので、頑張ってくれているとも言える。約20〜35%オフという割引率も維持されており、肉好きにとっては見逃せない内容であることに変わりはない。

そんなわけで肉好きにとって、年末年始の楽しみとなった「いきなり!ステーキ」の福袋。今年も謎の2回配送という点は気になったものの、内容は相変わらずクオリティが高く満足できるものだった。

ただ正直に言うと、ここ数年はほぼ同じようなラインナップが続いているのが若干の心残り。「いきなり!ステーキ」には他にも魅力的なメニューがあるだけに、来年こそは新しい商品との出会いがあることを期待したい。

参考リンク:いきなり!ステーキ オンラインショップ 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.

▼今年も肉にまみれた年末年始になるだろう。