いろいろな種類があって、気軽にお米の味変ができる「ふりかけ」

筆者もこれまで様々な味のふりかけにお世話になってきたのだが……ある日、ふと思いついたことがある。

いろんな種類のふりかけを混ぜたら、どんな味になるんだろう──……? 

それぞれの味が混ざって新しい味ができるのかな? それとも強めの味が生き残る感じになるんだろうか?

気になったので、実際に試してみることにした。


・7種類を混ぜてみた

今回の検証に使うふりかけのラインナップはこちら。


大森屋の「小魚ふりかけ」



「緑黄野菜ふりかけ」


丸美屋の「のりたま」


「すきやき」


「味道楽」


「さけ」


「おかか昆布」の7種類だ。


今回訪れたスーパーに置いてあったふりかけすべてを購入してきたのだが、丸美屋率が高めだったな。

また「ごましお」や「ゆかり」なども置いてあったけれど、「めちゃくちゃしょっぱくなりそう」と思ったので今回は除外させてもらった。



それではさっそく検証開始。7種類のふりかけを小さじ1杯ずつお皿に入れて……


しっかり混ぜ合わせたら準備完了!


うん、超にぎやか。ふりかけにはただでさえカラフルな色をしているものが多いのに、それが7種類も集まっていることでより情報量が多くなっている気がする。

顔を近づけてみると、海苔と おかかの香りがふわっと漂ってきた。


なるほど。ってことは、味もこの2つが強いのかな?

どんな味になっているのか全く予想がつかないまま、お米にかけていただいてみると…………ん?


お米によく合う、濃厚な甘じょっぱさ。鼻に抜ける香りの中に、ほんのりと肉の風味が感じられる。


────これ、「すきやき」じゃない?

たまたま すきやきが多い部分を食べてしまったのかと思ったけど、どこを食べてもすきやきの味がする。


頑張って探すと「おかか」の風味をうっすら感じられたものの、そのほかの味はほとんどと言っていいほど抹消されていた。全部同じ量とは思えない偏り具合だ。

確かに、以前からすきやきは味が濃いふりかけだとは思っていた。しかし、まさか6種類もの味を押しのけてくるレベルだとは────……!! 

最初から最後まで、普通にすきやき味のふりかけでごはんを食べた感覚でした。おいしかったです。



・すきやき、強かった

ということで、「すきやき」の濃厚さを身をもって実感することになった。

個人的にすきやきは妙に満足感のあるふりかけだと思っていたのだが、これだけ味が強いのなら納得だ。

ほぼすきやき味だったおかげで全く違和感なく食べられたけど……。

他の味がほとんどかさ増し要員になってしまっていたので、やっぱりふりかけはそれぞれで食べるのがいちばんかも。

ひとつ賢くなった検証だった。

執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

▼さけは粒も大きいしもう少し主張してくるかな? と思ってた