
日本一の飲食チェーンはどこか? と聞かれたら、食い気味に「サイゼリヤ」と返すだろう。マクドナルドでも松屋でもガストでもない。サイゼこそナンバーワンなのだ!
そんな私(あひるねこ)なので、当然その他のイタリアンチェーンには興味も関心もなかったのだが、先日生まれて初めて「オリーブの丘」に行ったところ……その場で引っ越しを考える事態となった。
・店舗少なすぎ
ゼンショーグループが運営している「イタリア食堂 オリーブの丘」。もちろん名前は知っているが、一度も入ったことはないし、そもそも看板を見た記憶がない。
公式サイトを調べてみると、なんと東京都内にはわずか10店舗のみ。しかもそのうち6店舗は23区外にあった(2025年11月5日時点)。まさかそんな激レアチェーンだったとは。
というわけで立川まで行き……
多摩モノレールに乗り換え……
泉体育館駅へ。
しばらく歩くと……
「オリーブの丘」立川店を発見!
・念願の初オリーブ
看板には大きく「OLIVE HILL」と書かれている。そのまますぎるだろと笑いつつ、さっそく入店。サイゼと違ってこちらはタッチパネルで注文するシステムだ。
平日の真昼間ではあるが、遠慮なく一杯やらせてもらおうとメニューをめくると……な、何!? モレッティ(税込605円)だと!?
サイゼにはないイタリアのビールが置いてあるじゃないか! これはけしからん!!
けしからんなぁ……。
うむ、実にけしからん。
・つまみは300円台から
個人的に、もっとも気になるのが前菜、つまり酒のつまみである。どうやら税込319円でたいていのメニューが頼めるらしい。サイゼ顔負けの安さだ。しかもそのラインナップときたら……
『銚子産真いわしのマリネ』(税込319円)
『レバーパテのブルスケッタ』(税込319円)
──はい優勝。完全に優勝でありんす。この2品だけで、今のサイゼに足りないものをすべて満たしてくれると言っても過言ではないだろう。
『真いわしのマリネ』は、とても300円強とは思えない圧倒的クオリティー。「はま寿司」のノウハウを有するゼンショーだからこそできるのか? ファミレスっぽさを感じさせない超本格仕様だ。
昔サイゼにあった『真イカのパプリカソース』が忘れられない身としては、こういう手頃な魚介メニューがあるのは本当に羨ましい。
そしてさらに羨ましいのが『レバーパテのブルスケッタ』だ。鶏レバーパテに、アクセントのピンクペッパーが光る一品。
ちなみにブルスケッタとは、薄くスライスしたパンを焼いて、オリーブオイルやニンニクを塗ったものである。
そうそう、これなんだよ。こういうチビチビつまめる料理を求めていたんだよ。
レバーの嫌な臭みもなく、やはり300円強とは思えぬ強力な仕上がり。こうなったらもう……赤ワインに切り替えるしかあるまい。
・ワインは200円台
ハウスワインは赤・白ともにグラス1杯で税込209円。デキャンタは税込759円とサイゼのほぼ倍額。さすがに自社輸入しているサイゼには敵わないか。
赤はサイゼよりもやや濃く、ややリッチな印象だ。プラスチックのグラスではないので一安心である。
・今日イチのサプライズ
基本的にはサイゼと似たメニューが多い「オリーブの丘」だが、この料理には驚いた。『ハーブ香る豚のポルケッタ』(税込869円)。何なんだポルケッタって。
なんでも叩いてのばした豚肉に、ハーブなどを巻き込んでローストしたものらしい。イタリアの伝統料理感がエグイ。こんなオシャレバルみたいな皿まであるのか「オリーブの丘」には。
口に入れた最初の感想は「柔らか! うっま!!」という、ひどく原始人じみたものだった。これなら歯が全部抜けても余裕で完食できそうである。
ちょっとシャレにならないくらい赤ワインとよく合うが、香辛料がかなり効いているうえに、かかっているのはバルサミコソースというなかなか複雑な味わい。
この皿を全国チェーンのレストランで出す「オリーブの丘」の志の高さと矜持を感じる。
最後は『アーリオオーリオ』(税込429円)でも頼んでサイゼと比較しようかなと思ったが、その下に『ペンネ ゴルゴンゾーラクリーム』(税込715円)なんていう素敵なメニューがあったのでつい頼んでしまった。
で、これが期待通り、手加減なしの超ゴルゴンゾーラ。「ガチゴンゾーラ」と言っていいだろう。個人店だったら普通に1000円以上取ってる味だと思います。本当にありがとうございます。
・秒速で惚れた
冒頭でも書いた通り、私は重度のサイゼ信者である。が、店を出る頃には早くも近場への引っ越しを考え始めていた。それくらい「オリーブの丘」は最高の店であった。誕生日に来てもいいレベル。
近所にコストコや大型ショッピングモールがある人は羨ましいなと思うが、実は真の勝ち組は「オリーブの丘」の近くに住んでいる人……なのかもしれない。必ずまた来ます。
参考リンク:オリーブの丘
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼「オリーブの丘」で地味に感動したのは、テーブルに粉チーズが置いてあったこと。かけ放題だった頃のサイゼが懐かしい。
あひるねこ




















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