編集部のメンバーがおすすめ商品を持ち寄り、当サイトの編集長GO羽鳥がジャッジする「おすすめ○○選手権」。今回のお題は「焼きそば」である。それぞれがおすすめ商品を持ち寄って、羽鳥にジャッジしてもらう。

振り返ると、麺料理は第12回のパスタ以来の2回目。どちらかといえばご飯派の印象が強い羽鳥だが、はたして焼きそばに食指が動くのか?

そして、スイーツには敏感すぎる反応を示す羽鳥だが、焼きそばでも興奮の表情を見せてくれるのか? 1位の発表に一同騒然!? そのどよめきは動画でも確認して頂きたい。では行こう、焼きそばバトル、開幕です!

・焼きそばで勝負!

羽鳥といえば「チャーハン」、焼きめしである。私(佐藤)は彼とよく昼食をともにするのだが、中華屋に行くと大抵チャーハンをオーダーしている。したがって、麺をすするところをあまり見たことがない。

そのうえで、今回の焼きそば対決は盛り上がるのかが不安だ。とはいえ、ジャッジすると決まった以上は、きっちり判定を下すはず。普段にも劣らないリアクションを見せてもらいたいところだ。

さて、改めて戦績を見ると、私(佐藤:6勝)は変わらず。前回の「チーズケーキ」で中澤が勝利して2勝目でYoshio・砂子間・古沢に並んだ。単独2位は3勝の御花畑、続いてあひるねこ・サンジュン・和才がそれぞれ1勝ずつ。変わらず勝ちなしは原田のみ。

6勝:佐藤、3勝:御花畑、2勝:Yoshio・砂子間・古沢・中澤、1勝:あひるねこ・サンジュン・和才、0勝:原田。

焼きそばといえば、ソース焼きそばがスタンダード。どこにでもありそうだが、チャーハンほどメジャーとも言えない。お店によってはメニューに置いてなかったり、イートインのみでテイクアウトできないケースもある。

とはいえ、そのバリエーションは豊富でソースに限らず、塩や醤油、そのほか中華系やタイ系などの海外焼きそばも選択肢に挙げられるだろう。それらの中からメンバーは何を選び、羽鳥はどれを評価するのだろう。

では、さっそくメンバーの購入商品を紹介していこう。なお、メンバーの名前のあとについている星印は、1位を取った回数を示している。


◆原田たかし ぼてぢゅう「豚焼そば」 税込1188円


原田「僕が買ってきたのは、大阪の老舗の粉もの屋さん「ぼてぢゅう」の焼きそばです。昭和21年から続いている焼きそばで、看板メニューとのことなので、コレで勝負したいと思います」


◆古沢崇道☆☆ ベイシア「群馬名物 太田やきそば」 税込128円


古沢「群馬県発祥のスーパー「ベイシア」で、群馬名物「太田やきそば」を買って来ました。北関東ブラザーズの群馬担当としては、コレを買わないわけにはいきません。焼いてないから焼きそばじゃないと思われるかもしれませんが、コレは焼きそばです! よろしくお願いします!」



◆砂子間正貫☆☆ 峰屋「爆盛り焼きそばパン」 税込350円


砂子間「新宿の有名ベーカリー「峰屋」の焼きそばパンを選びました。パンがめちゃめちゃ美味いので、このパンと焼きそばを一緒に食べたら優勝です。ありがとうございました」


◆中澤星児☆☆ 梅林(メイリン)「海老ソースやきそば」 税込1200円


中澤「僕は今回、焼きそばを選ぶに当たって、いろんなお店のものを食べ比べてみたんですよ。そうしたら、自分が美味いと感じるのは太麺ではなく細麺であることに気づいたんです。それからソースでベタベタしたのも好みではないとわかったんです。

それで出した結論が五反田の「梅林」だったんです。羽鳥さんは海老好きだから、この焼きそばはきっと刺さるはず」


◆御花畑マリコ☆☆☆ やきそばみかさ本店「神保町やきそば ソース」 税込1000円


御花畑「今回、塩とソースを買ってきて、みんなの出方でどっちにするか決めようと思ってたんですけど、今回はソースで行きます。

実は私、昔近くで勤めていて、このお店に結構通ったんですよね。それでここのソース焼きそばを食べたら、私の「焼きそば観」が変わったんですよ。これならきっと勝てると思います」


◆あひるねこ☆ バーミヤン「やきそば」 税込647円


あひるねこ「皆さんご存知かと思いますが、羽鳥さんは過去にバーミヤンのギョウザを絶賛していたんですよ。もしかしたら、今回バーミヤンの焼きそばでワンチャン絶賛するんじゃないか? と思って、コレを選びました」


◆P.K.サンジュン☆ 銀だこ「やきそば(大盛り)」 税込842円 + 「紅ショウガ」 税込127円


サンジュン「羽鳥さんは焼きそばよりもむしろ紅ショウガ。だから、焼きそばに紅ショウガをどっさりのせます。もう、この1袋全部のせます」


◆Yoshio☆☆ 銀座アスター「焼きそば」 税込1080円


Yoshio「僕はこの焼きそばを毎週食べてます。美味いから。餡もいいんだけど、麺が細麺を揚げたヤツで、時間が経ってもちゃんと歯ごたえを楽しめるんですよ。普通は時間が経つと麺が伸びちゃうでしょ。それがないのが、この焼きそばの良いところなんだよね」


◆和才雄一郎☆ 大阪王将「炒め焼きそば」 税込870円


和才「僕はこの焼きそば、めっちゃ食ってます。焼きそばみたいな親しみ深い料理は、高級なものより庶民的なものの方が、美味しく感じるはずなんですよね。海老とかイカとか入っているので、魚介好きの羽鳥さんは好みだと思います」


◆佐藤英典☆☆☆☆☆☆ たいてん屋「パッタイ」 税込650円


佐藤「焼きそばときいて、真っ先にパッタイが浮かびました。羽鳥さんはアジアを放浪していたくらいだから、タイの味も好きなはず。きっとパッタイも好きなんじゃないかな。この「たいてん屋」は本場の味を格安で食える良い店なので、ここの味も気に入るはず」


以上、10名で被りなしの10品が出揃った。久しぶりに全員勢ぞろいでの対決である。被りはないが異色はある。カップ麺・焼きそばパン・パッタイの3種は、それぞれどの順位をつけられることになるのだろうか?


では、ジャッジ羽鳥の入場です!


佐藤「はい、よろしくお願いします」

羽鳥「お願いしま~す」


佐藤「今日は久しぶりに全員参加だね」

羽鳥「そうだね」

中澤「9月は毎週誰かしら、休んでましたからね」


佐藤「今回、考慮していただきたいのが、時間経過で冷めているものもあるので、その点、よろしくお願いします。1人だけ温めたヤツがいますが……

羽鳥「はい」


Yoshio「普段、こんな前置きあったっけ?」

佐藤「今回に限った話です」


佐藤「それで羽鳥さん、焼きそばはどうですか?」

羽鳥「大好きですよ」

中澤「とくにナニ焼きそばが好きですか?」

羽鳥「定番ソースも好きなんだけど~……」


羽鳥「だけど、中華の餡かけのかた焼きそばとかも好き

中澤「そうなんすねえ」


Yoshio「へ~~」

佐藤「嬉しそうじゃん」


羽鳥「じゃあ最初はこの白い容器に入ったヤツからいくね」

佐藤「それは梅林ってとこのだったかな」

羽鳥「コレはボリュームがスゴイね。焼きそばはやっぱボリュームだよね」


羽鳥「いただきます」

あひるねこ「取り皿持ってるのに、直に口に運ぶんですね。取り皿意味なくない?」


羽鳥「ふ~ん、早速美味いっすね」

砂子間「1つ目から美味いが出ましたね」


羽鳥「それで次はこの玉子の乗ったヤツ」

佐藤みかさ本店のですね」


羽鳥「あぶらそばっぽいね」


羽鳥「う~~~ん、美味い。これもレベル高いっすよ」

砂子間「今回もいい勝負になりそうっすね」


羽鳥「次はこの黒い器のヤツにします」

佐藤「それは大阪王将じゃないかな」


羽鳥「これは太麺ですね。ワシワシ食う感じかな」


羽鳥「野菜もたっぷり入ってていいですね。コレさ、なんか食ったことある気がするんだよなあ」

和才「親しみを感じる味ってことですね」

羽鳥「そうかもねえ」


羽鳥「次はコレ、行こうかなあ」

佐藤「それはバーミヤンかな?」


サンジュン「野菜が多そうですね」

羽鳥「多いねえ。麺も固まってるなあ」


砂子間「麺カチカチですね」

中澤「それにしても固まってんなあ」

サンジュン「それホントに焼きそば?」


羽鳥「よし、食べます」

あひるねこ「取り皿に置かずに、やはりノーバウンドで口に行くんすね」

佐藤「取り皿使えって」


羽鳥「あ~、なるほど。美味しいっすよ」

あひるねこ「結構投げやりな感想」


羽鳥「じゃあ、次はコレ行くか」

佐藤ぼてぢゅうのものですね」


羽鳥「これはサービスエリアとかにありそうな焼きそばだね」

あひるねこ「おお、やっとまともに取り皿を使った」


羽鳥「う~ん……、ああ、美味しいっすよ」

原田「やや投げやりな感想」


羽鳥「さて、次のコレは海外っぽいね。焼きそば? パッタイじゃない?」

佐藤パッタイですねえ」


羽鳥「パッタイだよねえ。具材の豆腐は美味しいね」

佐藤「全体ではなく、一部の味の感想。それは褒めているのか?」


羽鳥「あのね、俺パッタイだったら米粉麺よりも中華麺の方が好きなんだよね。タイだったら注文のときに麺の種類選べるから」

佐藤「くっ……、そっちだったか~……」


羽鳥「次はこのあんかけのヤツにしてみましょう」

佐藤「それは銀座アスター


羽鳥「カラシがついているところがポイント高い。いただきます」

あひるねこ「またノーバン食いに戻りましたね」

佐藤「皿を使うか使わないかの基準はどこにあるんだ」


羽鳥「う~ん、これは好きな味ですねえ」

Yoshio「うん、好感触」


羽鳥「次はこの紅ショウガを盛りまくったヤツにします」

サンジュン「それは盛り過ぎですかねえ」

羽鳥「いや、嬉しいよ。お店じゃこんなに盛れないから」


羽鳥「コレ、肉がスゴイ入ってるんだけど。ほぼ肉じゃん」


羽鳥「美味しいんだが~、ぶっちゃけ紅ショウガ多すぎかな。焼きそばの味が紅ショウガに負けてる」

佐藤「さすがに盛り過ぎだよね」


羽鳥「それで次は焼きそばパン行ってみよう」

御花畑「あ、来た。邪道」

砂子間「邪道ではないですよ」


羽鳥「コレ、すごいな。もっこりしてるじゃないか」

佐藤「もっこりって」

サンジュン「食いものにはあまり使わない表現でしょ」


羽鳥「これは直接かじりつきます」


羽鳥「コレ、すごい! 焼きそばが中までビッシリ入ってる」

御花畑「あ、すごい。なかなかの量ですね」


羽鳥「もう1口行かせてくれ」

あひるねこ「めちゃくちゃ食いに行ってる」

中澤「よくまだそんなに食えますね」


羽鳥「コレ、中にバターとか塗ってあって、それがいいマリアージュしてるんだよ」

佐藤「マリアージュ、焼きそばパンの美味しさの表現で初めて聞いたかも」


羽鳥「最後はコレだね。どう見ても即席めんなんだけど。焼いてないよね?」

古沢「でも焼きそばですから」


羽鳥「味はどうかな?」


羽鳥「ま~~~~~」


あひるねこ「え? 今のは感想?」

中澤「謎の声が漏れた」

砂子間「決して良い感想でないのはたしか」

佐藤「言葉にならないリアクションってことだな」


このあと軽く2周目の味見をして、羽鳥のジャッジは決まった。



羽鳥「じゃあ、行きます。1位は……」


羽鳥「1位、焼きそばパンです!」

砂子間「ヨッシャーッ!」

一同「え~~~~!!」


羽鳥「2位は白い容器のヤツです」

中澤「もうちょっとで1位だったのに……」


羽鳥「3位が……。ごめんなさい、あんかけのヤツです」

Yoshio「ヨシ! ってかなんで謝るんだよ」


羽鳥「4位はやっぱコレだな。玉子のヤツ」

御花畑「う~~ん……」


羽鳥「それで5位は野菜いっぱいのヤツ。バーミヤンだっけ?」

あひるねこ「おお~~!」


羽鳥「6位は黒い器のヤツ。食べたことある気がするんだよなあ」

和才「あざっす」


羽鳥「7位はやり過ぎてるけど、紅ショウガかな」

サンジュン「やり過ぎだったか~」


羽鳥「8位はコレ。サービスエリアみたいなヤツ」

原田「老舗なのに……」


羽鳥「9位はパッタイ」

佐藤「麺のセレクトを間違えた……」


羽鳥「最下位は即席めん」

古沢「やっぱりインスタントはダメですか……」


最後に恒例のみんなで食べ比べ。羽鳥のジャッジ通り峰屋・梅林・銀座アスター・みかさ本店に関しては、全員がその味に納得した。意外だったのは、ぼてぢゅうだ。有名店ではあるけど、焼きそばは味に大きな特徴がなく、良くも悪くも普通。今回のラインアップでは抜きに出るものがなかったのかも。


ということで、今回は砂子間が勝利して勝ち星を3に伸ばした。さて、次回のお題は未定だが、近々開催予定なので、乞うご期待! また次回お会いしましょう! 今回も動画があるので、見てね!


執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼ぜひ動画もご覧ください!