編集部のメンバーがおすすめ商品を持ち寄り、当サイトの編集長GO羽鳥がジャッジする「おすすめ○○選手権」。今回のお題は「カレー」である。それぞれがおすすめ商品を持ち寄って、羽鳥にジャッジしてもらう。

カレーはラーメンや牛丼と並んで、日本の国民食のひとつ。大小問わず専門店も数多く存在し、スーパーやコンビニなどでも手軽に購入することができる。メンバーが持ち寄る商品の幅はかなり広くなりそうだ。それらの中から羽鳥はどれを選ぶのか?

カレーバトルの開幕です!! 今回も動画があるよッ!

・カレーで勝負!

羽鳥がこだわるご飯ものメニューといえばチャーハンだ。彼とチャーハンは切っても切れない深い絆で結ばれているといってもいいだろうが、カレーを食っている印象は薄い。

と思いきや、彼は気合いを入れる時にカレーを食うらしい。つまりは、チャーハンほどではないにしろ、カレーにもそれなりのこだわりを持っているようだ。

改めて戦績を見ると、私(佐藤:6勝)は変わらず。前回の「サンドイッチ」で御花畑が勝利して、2勝集団から1歩リード。単独3勝目を獲得した。続いて、Yoshio・砂子間・古沢が2勝ずつ。あひるねこ・サンジュンがそれぞれ1勝ずつとなっている。

中澤・和才・原田の3人はいまだ勝利がない。そろそろ1勝をあげたいところだ。

さて、今回のカレーだが、ひと昔前と比べてカレーのジャンルは多岐にわたって細分化されている。日本のものだけでもザックリ分けると、欧風カレー・スープカレー・ドライカレーなどがあり、スパイスカレーや麻婆カレーなど毎年のように新しいトレンドが生まれている。

海外に目を向けるとインド・タイ・ネパールなどのものがあり、さらにその各国でもまた細かく種類が分かれる。販売商品においても専門店のテイクアウトやデリバリーものもあれば、レトルトもあり冷食もある。どれで勝負すべきか、悩むところ。

では、さっそくメンバーの購入商品を紹介していこう。なお、メンバーの名前のあとについている星印は、1位を取った回数を示している。


◆古沢崇道☆☆ エクセルシオールカフェ「バターチキン & ひよこ豆のカレー」 税込890円


古沢「前回のサンドイッチ同様に見た目の可愛さを重視して、これを選びました。実はコレ、カレーが2種類のっているので、1食で2つの味を楽しめるのもポイントが高いと思います」


◆中澤星児 Grill & Bar Hanaya 新宿店「上海角煮カレー」 税込1300円


中澤「カレーといえば肉だろってことで、角煮の乗ったこのカレーを選びました。このお店のカレー、嵐の相葉くんも完食したそうなので、美味しさは間違いないと思います」


◆Yoshio☆☆ 新宿中村屋「具材がごろっ、スパイス香る スープカレー 5袋入り」 税込1868円(コストコで購入)


Yoshio「あのね、みんなこの企画の主旨を勘違いしてる。ネットで検索して美味そうな店探して、自分は1度も食べたことないクセにオススメするとかおかしいんだよ。自分が食ったことある美味いものを用意すべきじゃない? 俺はこれ、うちにあるのを持ってきたもん。美味いから普通に食ってる。それをオススメするのが筋ってもんだよ。食ったことないものを勧めるってね、マジでおかしいよ」


◆原田たかし オーベルジーヌ「ビーフカレー バターライスとポテト付」 税込1566円


原田「これは芸能人のロケ弁で有名なオーベルジーヌです。僕はこれを今日初めて食べました。マジで美味いので、絶対勝ちます」


◆佐藤英典☆☆☆☆☆☆ オーベルジーヌ「ビーフカレー」グリーンサラダランチ 税込1296円 (追加ポテト税込110円)


佐藤「まさか今日初めて食べるような人間とオーベルで被るとは……。これが美味いことは承知の上。何度も食べたことがある上で、コレを推したい。本当に美味くて、ロケ弁として親しまれているので、絶対勝つ!」


◆和才雄一郎 Coco壱番屋「エビ煮込みビーフカレー弁当」海の幸トッピング ご飯150gに変更 税込1392円


和才「僕はド定番なんですけど、ココイチを選びました。羽鳥さんはエビが好きなので、エビ煮込みカレーで、さらにシーフードをトッピングしています。なんだかんだいって、定番に好みのものが入っていたら、高評価になると思います」


◆御花畑マリコ☆☆☆ 想いの木「チキンカレー」(ナンセット) 税込1200円


御花畑「私が選んだのは、神楽坂の「想いの木」のカレーですね。今回、私以外、誰1人としてナンを持ってきていません。たぶんカレーエアプ(エアプレイの略:未経験、知ったかぶりを指す)ですね。

私は誕生日もクリスマスも結婚祝いも全部カレー屋で統一するくらいのカレー好きです。その私が1番好きなのがここのカレーです。これで勝たないわけないでしょう」


以上、7名7品が揃ったが、今回私は原田と被ったので、2人で1つのオーベルジーヌで勝負したいと思う。前回のサンドイッチはかなり商品のレベルが高かったのだが、今回もそれに負けないくらいの高水準。どれが勝利してもおかしくないラインナップである。

はたして羽鳥は、この中からどれを選ぶのだろうか?


では、ジャッジ羽鳥の入場です!



佐藤「はい、では今日もお願いします~」

羽鳥「よろしくお願いしま~す」


中澤「羽鳥さん、カレーはどうなんですか?」

羽鳥「大好きだよ。今日はカレーを美味しく食べるスプーン持ってきたくらいだからね」

Yoshio「あ、ダイソーのヤツね」


羽鳥「ではさっそく行きますけど、最初にこの黒いカレーが気になるんだよな」

佐藤「Hanayaってところの角煮カレーかな」


羽鳥「いただきます」

佐藤「なんでちょっと立ち上がるんだよ」

中澤「スプーンに口を持って行かずに、口にスプーンを持って行けばいいのに」


羽鳥「う~~ん! あ、ウマ! 海外の味がする。タイの味付けに近いかもなあ」

Yoshio「おっと、1つ目からいきなりの好感触か」


羽鳥「次行きます。次はこのシーフード。私ねえ、シーフードカレーが大好きなの

佐藤「なんでちょっとオネエ言葉になるんだ。愛情のあらわれか」


羽鳥「エビもイカもアサリも入ったところを全部行きます」

和才「ひと口がだいたいデカいっすよね」


羽鳥「うう~ん……、うまいねえ~」

佐藤「美味いもん食ってんのに、顔がツラそう」


羽鳥「そうしたら、次、これ行っちゃうわ。2色のヤツ」

古沢「バターチキンとひよこ豆のカレーですね。1食で2つの味を食べられるなんてお得ですね」

羽鳥「そうねえ」


羽鳥「食べます」


羽鳥「あ、これも美味しいねえ。今のところ、全部美味しいわ」

中澤「今回もジャッジが荒れそうですね。結局好みの問題になりそう」


羽鳥「じゃあ、どんどん行くよ。次はコレ、じゃがいもの入ってるヤツ」

佐藤「それはオーベルジーヌですね」

羽鳥「あ、名前聞いたことあるかも」


羽鳥「いただきます」

佐藤「だから、基本のひと口がデカい。誰も取りゃしないから、少しずつ食べたらいいのに」


羽鳥「これも美味いよ。全部美味い。もう好みの問題だよなあ」

佐藤「あれ? オーベルはひと口で終わり? ほかのは2~3口食べてるのに」

羽鳥「うん、もう大丈夫」

佐藤「あ、好みじゃなかったんだな……」


羽鳥「それで次行きます。この丼ぶりに入ったヤツ。なんですか、コレは?」

Yoshio「スープカレーだね」


羽鳥「スープカレーは意外と好きだよ。以前、ここ(編集部)の近くの店に行ってたもん」

Yoshio「あの店ね、なんて名前だっけ?」

羽鳥「そう、あそこ。なんだっけ?」

佐藤「「あの店」とか「あそこ」とか。言葉が出ない、編集部の老化は顕著だな……」

中澤「佐藤さんがその筆頭ですよ」


羽鳥「ああ~、美味しいねえ」

佐藤「オーベルよりめっちゃ食ってんじゃねえかよ」

Yoshio「美味いってことだよ」


羽鳥「最後はコレね。ナンのヤツね。ってことはインド系ね」

御花畑「これだけですね、ちゃんとナンのあるの。ご飯すらないヤツもありますね」


羽鳥「どれどれ」


羽鳥「はあ~~、そうですかい、そうですかい」

佐藤「今回もおじいちゃんみたいなリアクション、出ましたね」

原田「美味しさのツボにハマるとおじいちゃんになりますよね」


どうやら今回のカレーは、前回のサンドイッチ以上に判定が難しかったようで、このあと、全品2周目の食べ比べを実施。そして、ようやく判定が決まったようである。



羽鳥「はい、決まりました。では結果を発表します」

佐藤「お願いします」


羽鳥「1位はこちらの黒いカレーです」

中澤「おっしゃー!」


羽鳥「続いて2位は、こちらのインドカレーです」

御花畑「1位じゃないなら意味ない……」

佐藤「気持ちはわかるけど、ストイックすぎでしょ。もっと勝負を楽しみましょうよ」


羽鳥「3位はスープカレー」

Yoshio「おっしゃー! レトルトで勝った」

中澤「レトルト大健闘」


羽鳥「4位はシーフードカレー。ちょっとぬるかったので、温かかったらもう少し上だったかも」

和才「海の幸で勝てると思ったのに……」


羽鳥「それで次、5位はこちらです。芋のヤツ」

佐藤「オーベルなのに5位って。チキショー!」

御花畑「勝負を楽しめとか、人には言いながら」

原田「もっと上に行けると思ったんだけどなあ」


羽鳥「それで最後がこの2色カレー」

古沢「せっかくサンドイッチで最下位を脱したのに……」

佐藤「今回、カフェのカレーは分が悪かったな。どれも強かったから」


私はオーベルジーヌが負けるはずないと思っていたのだが、終わったあとに全員で試食したら今回の順位に納得した。というのは、比較的甘めなオーベルジーヌのカレーに対して、1位の「Grill&Bar Hanaya」と2位の「想いの木」は辛味がきいていて、味のインパクトが強かった。

この2つを食べた後にオーベルジーヌを食べると、甘さがより際立って重く感じてしまう。実際カレーソースは濃厚で、その濃さが魅力なのだが、食べ比べではマイナスな印象を与えてしまうのかも。

とにかく、かなり水準の高い対決立ったのは間違いない。ということで中澤の初勝利で幕を閉じた。次回は「牛丼」での対決を予定している。次も高いレベルの戦いになりそうだ。では、また次回、お会いしましょ~!


執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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