まさかこんなにウマいとは思ってもいなかった。関東地方で店舗を展開するスーパー「サミット」の冷凍たこ焼きのことである。

ぶっちゃけ最初は何気なく、ただそこで売られていたから手に取った。冷凍たこ焼きをおいしくするという「たこチン君」を使うため、偶然買ったのがサミットのたこ焼きだった。……だがしかし!!!!

今思えば、どうやらハイレベルな冷凍タコ焼きを食べていたらしい。こういうのも今でもサミットをリピート中。他社の冷凍たこ焼きも随分と食べ、経験値が上がっても評価は変わらず上位にいるのだ。

では一体何がどうイイのか。改めてそれを把握するため、じっくり味わって調べていたら震えたのが今回の話である。


ちなみにサミットの冷凍たこ焼きが登場したのは2021年。もともと総菜売場で販売されていて、そこで好評だったことで冷凍食品になったという。

んで、こちらがレンチンした実物。18個入りで値段は861円(1個約48円)とやや高い部類に入るかもだが、それもそのはず……


1個あたりのサイズが30g(直径は3センチくらい)と大きめ。20gが主流の冷凍たこ焼き界において、サイズで勝負していて見た目からインパクトがあるのだ。


値段の分、タコのサイズだってこの通り抜かりなし。ゴロリと入っていて、細部にまで神経が行き届いているのがよく分かる。

ここまで見たら “大きさに特化したたこ焼き” とも思えるが、食べても驚きを与えてくれるのがサミット。ダシの味がしっかりしているのは当然として……


中はトロッとしていて外はカリッと。たこ焼きの基本……まさしく教科書通りなのだが、たこ焼きの中の空間が絶妙で素晴らしい。

というのも、食べたら口の中でグシャッと解けるものが多いなか、サミットは「カリッ → フワッ → トロッ」と、ちょうどいい頃合いで舌の上に乗って踊るのだ。

大きいのに繊細。これを冷凍食品、そしてレンチンで温めるだけでやってのけているから凄まじい

それにしてもウマすぎる。改めて食べるといろいろと推理が止まらず。その流れでサミットのたこ焼きを調べていたのだが、新発売となったときの資料を見つけて震えるしかなかった。


そう、なんとこのたこ焼き……


バイヤーが「大阪の専門店を朝から晩まで食べ歩き、約6か月の期間を経て、やっと満足のいく “たこ焼き” にたどり着いた」というのだ。大阪! 朝から晩まで! 半年! 作り手のたこ焼きにかける情熱がハンパない……!!

ここまでやられたら舌からも気持ちが伝わるというもの。妥協なしで作られているのだから、どうりでウマいわけである。

改めてじっくり食べたことで、サミットのたこ焼きのことが分かり同時に強く実感することができた。サミットはガチだ。

参考リンク:PR TIMES
執筆:原田たこし
Photo:RocketNews24.

▼原材料などはこんな感じ。製造者は加ト吉で販売者はテーブルマークだ