三度目の正直という言葉があるが、まさしくその通りであった。なんのことって業務スーパーの冷凍たこ焼きだ。

店舗リニューアルで買えなかったことに始まり、次は普通に売り切れ状態。そうこうしているうちに猛暑になってしまい、気温35度の中で持ち帰ったのが三度目だったのである。ようやく……ようやく買えたッ……!

・珍しいタイプのたこ焼き

買うだけでなく持ち帰るのにも苦労しただけに、「業スー」のたこ焼きと戦えるのは素直に嬉しい。まずは簡単にスペックを見ておくと……


業務用とあって1キロ40個入りの大容量。それから価格も645円……1個約16円はさすがの安さと言っていいだろう。

なお、大きさに関していうとこの手のタイプは初めて。ほとんどの冷凍たこ焼きが20gで足並みを揃えるなか、1個あたり25gというのは通常と大きめの中間くらいで珍しかった。

・タコのサイズ

原産国は中国、そして輸入者はおなじみ神戸物産。もはや食べる前からテンション上がってしまっているが、中身を取り出した時点でまた驚くしかなかった。それもそのはず、その形!


底が平らで上部ふっくらなイメージを勝手にしていたが、業スーのたこ焼きはだいぶ球体気味。これは凍っているからかな〜


と思ったら、レンチンしてもこの通りそう変わらず丸かった。だからだろうか、25gという容量に対してそこまで大きさは感じなかったのが正直なところだ。

うーむ、この感じならタコの大きさもそうでもないのだろうか。ってことで、下品と分かりつつ たこ焼きの神様に懺悔しながら中身を取り出してみると……


サイズは並。いや……


むしろちょっと大きめかもしれない。個体差は当然あるが、中には2センチくらいの大物もちょいちょい潜んでいたからこのあたりはお値段以上な印象だった。

・実食

なんだかつかめそうでつかめない業スーの冷凍たこ焼き。肝心のお味はどうなっているのか。

ってことで実際に食べていこう。まずはたこ焼きそのものの味を確認すべく、何もつけずに口に放り込んだところ……

なるほど、なるほど。ダシの味がしっかりしていて、かなりのフワフワ系である。一方、大きめのタコは主張激しいコリコリ食感で、これらがシンクロして攻めてくる。

あとはそうだなぁ。時にキャベツとネギを感じる瞬間もあった……ものの、やはり1周回ってフワフワ&タコに戻ってきた。そう考えたら、方向性はハッキリしていて分かりやすい。

そして何気に特徴の1つだと思ったのが皮。中身がフワフワな影響だろうか、全体的にしっとりしていてパリパリを売りにするたこ焼きとは真逆の道を歩んでいた。

まぁもしかしたらこのあたりは好みが分かれるかもしれない。個人的に業スーのたこ焼きは……


トータルで考えたらソースやマヨネーズなどと組み合わせて完成するタイプかなと。そもそもたこ焼きってそういうものだから問題はないだろうが、単体で食べたらどこか足りなさを感じた。

とはいえ、コスパのよさはさすが業スー。1キロの大容量はかつてないタイプだったし、めちゃくちゃ長持ちしたから大家族のおやつとかにいいかもしれない。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼商品の詳細はこんな感じ