我らが100万円の古民家には、実に立派な「床の間」がある。しかし現状、どうも使いこなせておらず、置いてあるのは盟友Butch(ブッチ / ビッグウェーブさん)がいつの間にか設置した “神様” のみ。


ちなみにこの神様は、いま巨大プールがある場所にかつてあった「倒壊した物置小屋」から発掘された七福神の置物。いつしかブッチが「神様」として床の間に飾るようになったのだ。


私もまた、この七福神の置物は、「この家にとっての神様」であると思っている。ならばもっと神様がいる床の間に相応しい空間にすべきであろう。ということで、いろいろ飾ってみた。


まず用意したのは、今回の床の間充実作戦のために新たに作った「掛け軸」である。絵柄は私が個人的に好きな漫画『タイムリーパータクヤ』の神々しい1シーンから。


なお、こちらの掛け軸の作り方については、遠い昔の過去記事「5000円台の格安プリンターでも1メートル超えの長尺印刷は可能! タイムリーパータクヤ掛け軸を作ってみた」を参照のこと。


ちょうど床の間の中央部分に、「ひっかけるところ」があった! おそらく過去にも、なんらかの掛け軸が飾られていたのだろう。そして時は流れ流れて2025年──


うむ、カッチョイイ。



続いては、先日紹介した「生花(いけばな)」も加えてみることにした……が、これがけっこう難しかった。たとえば、真ん中に置いたら……


神様が隠れちゃう。違うな。


その後も試行錯誤し、いろいろな場所に配置してみたが、結局は……

ここに落ち着いた。ウン、いい感じだ。


あと、やりたいことは榊(さかき)である。この床の間に鎮座しているのは神様なのだから、もうここは神棚と同じ。そして神棚といえば榊。


ということで、榊専用の花瓶「榊立(さかきたて)」を買おうとホームセンターに寄ってみるも、売ってない。榊立って、どこに売ってるんだろう──


──と思っていたら!



〜約2週間後〜


この日は私、Yoshio、Butch、そして特別ゲスト(←近日記事にします)が古民家に集合してピクニックをする日だったのだが、到着したら、なんと……


Butchが榊などを用意してくれていたのであった。お米(洗米)や、お神酒がわりの水まで備えてある! 私が考えていたことを、何も話さずとも以心伝心、Butchが実現してくれていたのだ。奇跡〜!


聞けば容器は100均で買ってきたとのことだが、それでこそ「100万円の古民家」であるような気もしてくる。


こうして100万円の古民家の床の間は、


つたないながらも賑やかになった。


もとから笑顔の神様も、


より嬉しそうに笑っているようにも見えてくる。


そんな笑顔が連鎖したのか、


この日の我々は


「笑顔しかない1日」になったのだが、


その話は、また今度──。


【つづく】


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

▼100万円の古民家

▼床の間ビフォーアフター。いい感じだ。

▼いかにButchが「古民家の神様」を大切にしているかよくわかる動画(3:40〜あたり)

▼笑顔しかない1日。詳しくは後日、記事にします。