ライターの表現力はどれほどのものなのか? その力量を試す企画、表現王選手権。今回もライターたちの表現力を測るために、テーマに沿ったキャッチコピーを考えてもらった。きっと唸るようなコピーをひねり出してくれる! ……はず。

さて今回のテーマは「梅雨」。1年でもっとも不快に感じる季節のひとつ、梅雨だ。沖縄はすでに梅雨明けしているものの、これからが梅雨本番という地域もあるだろう。そんな梅雨について、メンバーはどんな言葉を紡ぐのか?

各コピーの優劣は、読者の皆さんの投票で決まる! ぜひ投票のほど、よろしくお願いします!!

・前回の答え合わせ

まずは前回「お米」の投票結果からお伝えしよう。前回から少し間があいてしまったので、どんなコピーがあったのか忘れてしまった人もいるかもしれないが、答え合わせで思い出して頂きたい。それぞれの名前の後ろの星印は、これまでの1位の獲得回数を示している。


1位 「日本食の大黒柱」  原田たかし☆
2位 「毎日でも食べられるものが、他にありますか?」  和才雄一郎☆
3位 「日本の原動力」  古沢崇道☆
4位 「ご飯は裏切らない」 中澤星児☆
5位 「命の白い粒、米」  P.K.サンジュン☆☆☆
6位 「日本人のパワーの源」  GO羽鳥
7位 「じゃぱにーず 米んど(マインド)」  イナバタクヤ
8位 「日本人の血」  Yoshio
9位 「生命と騒動の根源」  御花畑マリコ
10位 「食べ放題だと嬉しいものランキング永遠の1位」  あひるねこ
11位 「人と人とをつなぐもの(人 + 人 = 米)」  佐藤英典
12位 「庶民が手を出せない高級食材、米」  砂子間正貫


以上の結果となった。前々回まで3連勝していたサンジュンは、今回またしても破れ、原田が初勝利を飾った。2回連続敗退で、他のメンバーがサンジュンに並ぶ可能性はかなり高まった。

一方で、いまだに星なしメンバーも少なくない。今回の新たに勝ち名乗りを挙げるものは出るのか? それとも……。



・今回の題材は「梅雨」

今回は今まさにシーズン真っただ中の梅雨を題材に選んだ。梅雨といえば、あまり歓迎されない季節である。高い湿度と連日続く雨降りで、決して良い時季とはいえない。しかし雨降りが続けばダムの貯水量が増えて、水の心配をせずに済む。

そのネガティブな要素にフォーカスするか、それともポジティブな要素にフォーカスするかで表現はまったく異なったものになる。

メンバーはどんな言葉で梅雨を表現したのだろうか? 今回も名前を伏せて、それぞれのコピーを紹介していこう。


1.「6月の涙」


2.「除湿機の水をチェックするのが楽しい季節」


3.「恵の雨」


4.「しとしとした音に静寂よりも静寂と向き合うおうち時間」


5.「気象庁のハッスルシーズン」


6.「夏の足音」


7.「晴れに感謝しちゃうよね、梅雨。」


8.「道民にとっては都市伝説」


9.「猛暑前の天然シャワータイム」


10.「いつもの道に紫陽花と傘が咲く季節」


11.「THE・水分補給」


12.「梅雨って明けると夏なのがイイよね。冬だったらマジ勘弁だけど…」


13.「空の色、雨の音。街が神秘をまとう時期」


14.「休みの日 ベッドで聞くホワイトノイズ」



以上、14名によるコピーである。最初に述べたように、梅雨は捉え方でその表現が変わる。メンバーによって捉え方に違いが出た。梅雨を表現するにふさわしいと思うものはどれだろうか?

誰がどのコピーを書いたかの答え合わせは、次回の表現王選手権でお伝えするのでしばらくお待ちください。では、今回も投票よろしく!


執筆:佐藤英典
Photo・イラスト:Rocketnews24