
景勝地として知られる伊豆。そんな伊豆の中でも最強の絶景温泉が赤沢温泉ホテルである。私(中澤)が体験取材として宿泊したレポートは以前の記事を参照していただけると幸いだ。日帰り温泉館の露天風呂からの眺めがガチで最高すぎたから見て欲しい。
そんな赤沢温泉ホテルの記事について読者からリクエストが届いた。内容は次の通りである。
・リクエスト
「東京から2時間圏の温泉宿シリーズ続けてくださいませ。ちなみに、今回の赤沢温泉の夕食の写真はないでしょうか?また、お泊りになった曜日と、その際の日帰り温泉の混み具合を追加記事にしていただけませんでしょうか」
──ありがとうございます。シリーズ化については可能かはさておきトライします。というわけで、本記事ではそれ以外の内容について応えていこうと思います。
・日帰り温泉について
まず、簡単にお伝えできる方から。「泊った曜日と、その際の日帰り温泉の混み具合」について。泊まった曜日は木曜日で、日帰り温泉館は空いてました。
入ったのが夕飯前の夕方頃だったのもあってか、入った時の利用者は5~6人くらい。サウナ室も水風呂も露天風呂もスムーズに使えて入り心地が最高でした。
地元っぽいおじさんが露天風呂でのんびりしていたり、風呂上がりにバスや車で帰っていく人達も見たので、宿泊客以外の日帰り利用をする人もそれなりにいるイメージ。風呂から上がる頃には人が増えたけど、そうは言っても、東京のスーパー銭湯と比べると空き方は段違い。気兼ねなくととのえる雰囲気でした。
・実は
最後に、夕食について。「夕食の写真はないのでしょうか?」とのことですが、もちろんあります。むしろ、夕食が衝撃だったので別記事でお伝えしようと思っていました。そんなわけで本記事は赤沢温泉ホテルの夕食で思わずシェフを呼んだ話です。
赤沢温泉ホテルの食事はロビー階にあるレストラン綺羅に行って食べるスタイル。風呂上りにレストランに行くと、一面窓になった湾側から夕陽が射し込んでました。席につくと、体全体で夕暮れの湾を感じることができるくらいのパノラマ。漁船すら優雅ですな。
・衝撃を受けたメニュー
夕食は、海鮮、肉、山の幸、炊き込みご飯などがバランス良く配置された和風コース料理。文字で見ると、伊豆と言えばな金目鯛の照り焼きと旅館飯の定番みたいな国産牛の鍋に意識が持っていかれました。しかし、実際食べていったところ……
衝撃を受けたのが赤沢海鮮盛り合わせ。これは地魚の刺身盛り合わせで、海が近いホテルの定番的なメニューではあるのでお品書きではそこまで注目してなかったんですが、食べてみるとまぐろが激ウマ。なんじゃこりゃあ!
・海原雄山化するレベル
トロけるような甘みだけでなくまぐろの身の味もしっかり強いのが鮮烈。とにかく味のバランスが良い。伊豆を感じる白身魚も良かったんですけど、まぐろは普段から食べ慣れたものだけにこう思わずにいられませんでした。「このまぐろ……なんか違う!」と。
私が海原雄山だったらシェフを呼んで褒めるレベルの感動。でも、そんな美食家ムーブは私にはできない。そもそも、私は美食家ではないし……
と思っていたら、前の席の人がシェフを呼んで料理の詳細を聞いているではないか! 海原雄山、目の前にいたーーーーー!!
・料理長に話を聞いてみた
そんなわけで、前の席の話が終わったタイミングでシェフに声をかけてみました。お越しいただいたのは赤沢温泉ホテルの中嶋真生料理長です。この刺身ウマすぎるんですけど!
中嶋真生料理長「今日はシロウマハギ、メジナ、メダイ、ヒラマサ、本まぐろとなっております」
──シロウマハギとか魚自体に伊豆を感じるものも良かったですけど、中でも普段食べ慣れたまぐろに違いを感じました。
中嶋真生料理長「実は、当ホテルは漁港を所有してまして。そこで獲れたものをホテルでお出しして、使う以上の分は市場などで売っています」
──ちなみに、目の前の湾ですか?
中嶋真生料理長「そうですね。正しくは漁業権ですかね。湾に浮いてる船で獲ってます」
ずっと見えてたあの船、赤沢温泉関係だったの!?
・料理の規模
部屋からも露天風呂からもレストランからもずっと見えてた船までホテル関係だったことに驚愕せずにはいられなかった。それにしても、漁港から直ホテルなので市場で買う以上の鮮度と言える。シンプルだが、漁業権を所有することでこの鮮度を実現してるのが力技すぎた。料理の規模がデカイ。
海で獲るところから料理が開始されているかのようだった赤沢温泉ホテルの夕食。厨房だけではなく地球で料理してる。みんなが海原雄山になってしまったとしても誰が攻められようか。もし、宿泊することがあれば、夕食つきのプランで申し込むことをオススメします。
・今回紹介した温泉の情報
名前 赤沢温泉郷
住所 静岡県伊東市赤沢163-1
予約専用TEL 0557-53-4890(受付時間 平日9:00~19:00 / 土日祝9:00~17:00)
定休日 無休
参考リンク:赤沢温泉郷
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼その他のメニュー。「初夏の玉蜀黍茶碗蒸し」
▼溶岩昆布焼き
▼新牛蒡と生姜の炊き込み石焼ご飯
▼国産牛とうるいの鍋
▼デザート
中澤星児




















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