ジャンボ! ポテトにおいてケニアは宇宙。なぜならば、星の数ほどポテト屋さんがあるからだ。


今回ランチに行ってみたのは、サザンバイパス沿いにある「チップスポットカフェ(Chips pot Cafe)」。


チップスってのはポテトのこと。ほらね、やっぱり無限にポテト屋さんがあるんだよ。

スタッフは皆フレンドリーで、私を気持ちよく出迎えてくれた。


そして「ポテトひとつ」と注文すると、スタッフは気になることを教えてくれた。


なんでもこの店には2種類のポテトがあると。ひとつは普通のポテト。そしてもうひとつは「シーズニングフライドポテト」であると。


スタッフが言うには圧倒的にシーズニングフライドポテトがオススメで、「シーズニングフライドポテトを食べると、口の中がヨダレでいっぱいになるのさ」とまで言う。ジュルリ……。



いや、まてまて。ここで「じゃあそれで」とは言わないのがポテトジャーナリストの私。


そのシーズニングフライドポテトには何が入ってるのか? そこ重要。なので、取材がてら聞いてみると、スタッフはオーナーを呼んできた。


そしてやってきたオーナーはニヤリと笑い、「パナモ(Panamo)というインドのスパイスが入っているのさ……」と教えてくれた。


パナモがどんなスパイスなのかは私にはわからないので、日本のゴー(羽鳥)に詳細を調べてもらうとして……


※調べまくりましたが、結局わかりませんでした(羽鳥)


どうしてもパナモが気になった私は、シーズニングフライドポテトを注文。オーナーは「よし、それでは5分待ってくれ」と言う。


注文から5分かかるポテト。スパイスを振るだけではないのか? それともイチから揚げる……? はたまた…………


──とか考えていたら、本当に5分後にポテトが出てきた。



シーズニングフライドポテトは、普通のポテトと全然ちがう香りがした。なんか独特の匂いがする。なんと形容したら良いのかわからない香り。つまり初体験のニオイ。


そして見た目も、トマトが加えられているみたいに赤っぽかった。つまりパナモは赤いスパイス……?


ドキドキしながら、いざ実食!


すると……!!!




確かに口の中にヨダレが出てきた! なんだこれ! スタッフの言う通りではないか!


ただし!


舌や口の中や喉がものすごくヒリヒリしてきて、飲み込む時に大変だった。


ヨダレは出るけどヒリヒリする。そんなポテトが、インドのスパイス「パナモ」を使ったシーズニングフライドポテトであり、私は結局、ぜんぜん気に入らなかった。


支払いは120ケニアシリング(約139円)。普通のポテトを注文すればよかったと少し後悔したランチだった。クワヘリ!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼奥のショーケースにある「SEASONED FRIES」がシーズニングフライドポテト(意訳)だ。

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