福袋(夢のお年玉箱)のネット抽選に全然当たらないので、私は毎年元日の朝8時に新宿のヨドバシカメラを訪れている。少量ながら店頭販売があるためだ。例年は店頭(外)に特設コーナーが設置されていたが、今年は店舗内での販売だった。さすがに外は寒いからかな?
今年私が初めて購入したのは『暖房と加湿器の夢』(税込1万円)。寒くて乾燥するこの季節、国民の誰もが「暖房と加湿器が欲しい……」と感じていることだろう。私もそうです。問題は石油ストーブとかが入っていたら困ること、あとは電気代がいくらかかるか、だな。
・【速報】オール電化
『暖房と加湿器の夢』は私の握力ではビクともしないくらい重くてデカかったので、事務所に配送してもらうことにした。ちなヨドバシの福袋は配送料無料。さすが大手。
中身は以下の4点である。
・YAMAZEN セラミックファンヒーター
・Toffy 抗菌ハイブリッドアロマ加湿器
・スリーアップ 蓄熱式エコ湯たんぽ ぬくぬく
・KODEN 電気敷毛布
【朗報】石油ストーブ無し!
・仕事がはかどりすぎる予感
私がまず真っ先に食いついたのは加湿器。自宅に加湿器はあるのだが、現在2リットルの給水が半日で無くなる緊急事態のさなかにある。明らかに1台じゃ足りていないのだ。
水を注いでスイッチを入れるだけのシンプル設計。エッセンシャルオイルやアロマウォーターを使用することも可能らしいが、よく分からないので今回は省く。
「加湿、してまっせ!」とばかりに勢いよくケムリ(水蒸気)を吹きだす加湿器。ドッシリと安定感があり、うっかりひっくり返す心配はなさそうだ。1時間後、モニターに表示された我が家の湿度は48%。乾きすぎず湿りすぎずゥ!
次に食いついたのはセラミックファンヒーター。私のデスクは事務所内で空調の死角に位置しており、「夏暑く・冬寒い」という最悪の環境でガタガタ震えながら仕事をしている。特に足元の冷えはハンパない。
このセラミックファンヒーターは、そんな5年越しの悩みを一発で解決してくれた。暖かすぎて思わず「弱」に設定したほどだ。実は以前にもファンヒーターの導入を検討したのだが、電気代がエグくて断念した経緯がある。コイツはどうなのだろう?
「1時間 約35円」……なるほど。安くはない。
でも……会社が払うからいっか!
・捨てアイテム無し
エコ湯たんぽ。こちらは約2.8円で5時間前後使えるとのこと。安い!
「湯たんぽ」と聞くとヤカンを持った祖母の姿が頭をよぎって若干の切なさをおぼえる昭和生まれなのだが……
最近の湯たんぽはお湯とか必要なくなっているらしい。約15分蓄電し、モコモコのカバーに入れれば準備完了。
なにこれ、クソあったけぇ!!!!!
熱めのネコ抱いてるみてぇだ!!!!!
電子敷毛布は名称こそ「敷」だが、別に「掛」でもいいんじゃない? と感じる薄さ。これまで数々のヨドバシ福袋を開封してきたが、これほど「捨てアイテムが1つも無い」パターンは初めてだと思う。こんなにオススメしたいのに、とっくに売り切れているのが悲しい。
ファンヒーターと湯たんぽのコンボで地獄から天国へと化した私のデスク。残るは「夏暑い」問題なので、できれば次は『冷房と除湿機の夢』を購入したく思う。正月に冷房と除湿機を売るのはなかなか勇気がいると思うが……ヨドバシさん、そこをなんとか!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.