福袋を漁りに訪れた元日のショッピングセンター、食料品フロア。開店時間を迎えて行列客が各々の獲物目掛けて散っていくなか、みるみる人だかりが形成されていく一角を発見。


そのお店の名は「Una casita」。スペイン語で「小さな家」という意味だが「おなかすいた」と読ませるらしい。

雰囲気としては「めっちゃオシャレな野菜の直売所」といった感じ。したがって、そこまでガツガツ福袋を売り出すようなお店には見えないのだが……道行くマダムが片っ端から吸い込まれていくので、つられて寄ってみた。


あらためてしっかり見てみたところ、全部税込1200円で どれもずっしり重さがある。多くの人が中を覗き込んで比べていたため、中身には微妙に差があるのかもしれない。


……なーんて呑気に観察している間に売り切れそうだ。慌てて引っ掴んだ袋の中身が……こちら!


・Una casitaの福袋(1200円)の中身


・炊き込みご飯の素 ひじき
・ゆずぽん酢
・たまごかけご飯のおしょうゆ
・ふりかけ昆布
・スタミナにんにくラーメン
・小雪(あられ)
・ミレービスケット はちみつバター風味


ひとつひとつの金額は不明だが、ショッピングセンターのページによると「3000〜4000円相当」と書いてあった。

……となるとそれはそれで元値がちょっとばかりお高い気もするが、店頭の袋の中身が全部同じとは限らないし もっとお得な個体もあったのかも。なんにせよ、この7点が1200円で手に入るならじゅうぶんお買い得だ。


ラインナップも手軽に使いやすく あって困らないものばかりで気が利いている。



・炊き込みご飯の素を実食


一つくらい試してみようと手に取ったのが「炊き込みご飯の素 ひじき」



これ、2合ぶんの米と一緒に炊飯器に入れるだけでいいらしい。水もいらないみたいだ。


というわけで、米に


入れて


炊いてみた。


混ぜて茶碗によそえば出来上がり。



うむ。鰹だしが効いた、正しい和食って味だ。懐かしい味でしみじみと美味しい。

なにより調理が楽なのがありがたい。なんてったって水を測る手間さえいらないのだ。疲れ切った日とかに重宝しそう。



おにぎりにしてもウマい。パッケージに「いなり寿司にも!」と書いてあったが、なるほど確かに合うかもしれない。やってみたかったが お揚げが家になかったため断念。



・アリなのでは


なかなか良い福袋だった。ワクワクするような奇抜さは薄いものの、裏を返せば手堅く間違いない商品ばかり。マダムに大人気だったのも頷ける。

こうなると俄然ほかの袋の中身が気になってくるな……。来年は二つくらい買ってみようかしら。でもあんなに大人気なら、独占しちゃ悪いかな。


参考リンク:Una casita
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.

▼ぽん酢も開けてみた。甘みが強めでまろやかなテイスト。柔らかなゆずの香りと相まって優しい感じだ。

▼案の定、福袋はものの10分くらいで売り切れ。再度前を通ったときにはキウイになってました。