『あずきバー』で知られる井村屋。アイス系だけでなく、蒸しまん系にも力を入れていることは知っていた。「すまん」とか、画期的だよな。
という訳で、アイスと蒸しまん系とが詰まっているという「福箱(税込5980円)」を購入してみたのだが、開けてびっくり。ひと箱4320円もする『伊勢海老肉まん・松阪牛すきまん詰合せ』が入っていたのだっ……!
・60周年を記念して
あまりにも『あずきバー』のイメージが強い井村屋だが、実は1964年より『肉まん・あんまん』を販売していたという。つまり蒸しまんだけで、60年以上の歴史があることになる。年季が入っているな……!
そして周年を記念して作られたのが、冒頭に書いた『伊勢海老肉まん・松阪牛すきまん詰合せ』であるとのこと。三重県に本社を置く同社が三重県産の素材を使用して作った、こだわりまんであるらしい。
素材が素材だけに、値段もなかなかだ。もちろんこの詰合わせだけを購入することは可能だが、あずきバーなどそのほかの商品もはいっている福箱を販売中(2025年1月8日時点)。
詰合わせの金額に少し上乗せ(+1660円)するだけで良いのだから、お徳であることは確実である。この機会に、井村屋の看板商品たちをまとめて味わっちゃおうじゃないか。
・井村屋「福箱2025」税込5980円
・伊勢海老肉まん・松阪牛すきまん詰合せ 1箱(定価税込4320円)
・2コ入ゴールド肉まん 1パック(518円)
・2コ入ゴールドあんまん 1パック(518円)
・ゴールドあずきバー 2本(1本172円程度)
・ゴールドあずきバー 抹茶 2本(1本172円程度)
・ゴールドあずきバー ミルク 2本(1本172円程度)
・BOXたい焼きアイス 1箱(1箱432円程度)
・井村屋ウェブショップ300円OFFクーポン 2枚
・井村屋オリジナルジッパーバッグ(5枚入) 1点
──以上だ!!
・値段に納得
商品が届いた際にまず驚いたのが、梱包方法だ。もちろんこれらは冷凍でやって来るのだが、専用の冷凍包材に気合を感じる。
おそらくであるが、熱を遮断し冷気を閉じ込めるのであろう仕組みが徹底した資材が使われているのだ。何が何でも溶かしてなるものかという意思がすごい。
さっそく例の『伊勢海老肉まん・松阪牛すきまん詰合せ』を食べてみようと、重厚な黒い箱を開封したのだが、そこでまた味以外に驚かされることになる。
せっかくのお高いまんだし、せいろで蒸そうかしらと思っていたのだが、説明書きによると封をしたままレンジに突っ込みレンジから取り出した後もすぐさま開封せずに袋の中で蒸すべしとある。
つまり蒸し器なんか使わずとも、レンジさえあれば美味しく仕上げるようにパッケージしてあるということだろう。仕組みはよくわからないが、優秀なフィルムを使っているようだ。
その通りにして取り出したところ、まるで蒸し器を使ったかのように皮の表面がもちもちのツヤツヤ。食べる前から感動がすごい。
味も確かめねばと、まんの底のフィルムをはがしたところで、これまたびっくり。するっと奇麗にはがれるのだ。井村屋やりおる……!
すでにお値段以上のものを感じていたが、食べた時の満足感もまたすごい。伊勢海老肉まんには三重県伊勢志摩産伊勢海老と伊勢海老の殻を煮詰めた伊勢海老出汁も使用しているとのこと。
生地の上品な甘みと、しっかりとした歯ごたえのある伊勢海老が合わない訳がない。ちょっと良い中華料理屋さんで食べる、焼売のような味である。ペロッと食べ終えたことは言うまでもないだろう。
そして松阪牛すきまんであるが、こちらには松阪牛専門店の老舗・朝日屋の松阪牛と松阪牛脂を使用している。朝日屋オリジナル割下をベースにした味付けであるとのこと。
想像以上に肉が詰まっていて、肉の脂身と旨味と甘辛さが生地と合いすぎるほどに合う。美味しい……。いずれもそりゃあ1000円するだろうさという味だった。
改めて井村屋の蒸しまんと開発努力に感心させられることになった今回の福箱。繰り返すが、蒸しまんだけでなく看板商品のアイスたちもモリモリ入っている。
上記の通りまだ手に入るかもしれないので、これを機に井村屋の味を存分に楽しんでみてはいかがだろうか。オススメだぞ!
参考リンク:井村屋
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼まず梱包資材がすごかった
▼蒸しまんほかアイスもいっぱい
▼工夫が感じられるパッケージにも感動
▼何より美味しい……!