年が明けて約1週間が経過した。皆さんは今から1カ月前頃、何をしていたか覚えているだろうか? 私(佐藤)は全然覚えていない。忘年会をした日(12月26日)すら遠い過去のことのように思えてしまう。だから1カ月前のこととか全然覚えていないのである。
そんな物覚えの悪さだから、12月中旬に注文した福袋のことなんかスッカリ忘れてしまっていたよ。ある日、出社してみると、私宛にダンボールが届いていたのだ。差出人は自分。はて、何か頼んだっけな?
その届け物というのが、高島屋オンラインで注文した浅草今半の福袋だったのである。内容はめっちゃお得だった! 自分からの思わぬお年玉みたいになっちゃったよ!!
・得した! → いや、得してない
私が福袋を注文したのは2024年12月15日で、お届け予定が25年1月3日以降になっていた。
年明け4日の段階で「昨日(3日)発送しました」というメールを受け取っていたんだけど、その時には福袋を頼んだことさえも忘れてしまって「迷惑メールかな?」と思ってしまった。後日(7日)、机の上に置かれた高島屋の包み紙の箱を見て、「そうだ! 注文してたわ」と思い出した次第。
予想外のプレゼントを受け取ったみたいに「なんか得した!」と思ったけど、実際は自分で買っただけの話である。何も得してない、自分で自分を騙したみたいになってもうた……。
・2700円お買い得
さて、正しい商品名は高島屋オンラインストアの「浅草今半 新春福袋」である。購入価格は税込5724円で別途送料660円かかっている。
中身は今半の加工食品、ビーフカレー・ビーフハヤシ・牛どんのぐ・黒毛和牛一膳すき焼が各2点ずつ入っていた。
公式通販サイトで価格を調べてみたところ、ビーフカレー・ビーフハヤシ・牛どんのぐがそれぞれ税込810円で、一膳すき焼が税込1782円だった。総額8424円相当を5724円で購入できたので、2700円お得だったわけだ。
いくつか食べてみることにしたのだが、商品によって加熱方法が若干異なっている。まず、一膳すき焼は封を開けずにレンチンできる仕様。
カレーとハヤシはそのまま湯せんするか、もしくは器に入れ替えてレンチンしなければならない。
最後に牛どんのぐは袋が3つに分かれていて、全部を鍋に開けて加熱する必要がある。全部すき焼と同じく、封を開けずにレンチンできるタイプだったらよかったのに。
・加熱方法がバラバラ
すき焼と牛どんのぐを食べてみよう。牛どんのぐは牛肉と具(糸こんにゃく)と割下を鍋にあけて、肉をほぐしながら2~3分加熱する。
このくらいで良いのかな? 割下の甘い香りが食欲をそそる。
すき焼はそのままレンジへ。パックご飯と一緒に加熱しちゃえるからラクチン。
具をご飯に乗せたら牛丼完成。器はあえて東京チカラめしの丼ぶりにしてみました。
視界の景色がほぼ茶色。パッケージの調理例では、グリーンピースと紅生姜をあしらっているので、そのくらいの色味はあった方が良いよね。
味は悪くない、今半の弁当を彷彿とさせる美味しさはあるが、肉が少し硬く感じた。ゆっくり煮込んで肉を柔らかくした方がより美味しく感じられたかも。
続いて一膳すき焼。ご飯のおかずにちょうど良い量である。
こちらは他の商品の倍の値段だけあって、肉以外の具材も手が込んでいる。
小さいながらも焼き豆腐が入っているし……。
焼麩には「今半」の刻印、手間がかかってるねえ。レトルトとはいえ侮れん。
牛どんのぐよりもこっちの方が美味くてご飯が進んでしまった。倍の価格差だから美味しさに差が出ても仕方がないよな。
とにかくこれでしばらくはぜい沢な食事を楽しめそうだ。今から来年の福袋の狙い目を探っている人は、コレがおすすめ。ただし、私のように注文したことを忘れて、思わぬプレゼントと勘違いしないように、お気をつけ頂きたい。
参考リンク:高島屋オンラインストア、浅草今半オンラインショップ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24