福袋といえば洋服屋や雑貨店の売れ残りを詰め込んだ在庫一掃セール……という時代は過去のもの。いまや各社が趣向を凝らしてブランドのファンを増やす一大イベントだ。
袋に詰めるものがない飲食店だったら食事券を発行したり、レジャー施設なら何かを体験できる権利だったり、そのスタイルは自由自在。日々の暮らしのパートナー、食料品売場では「こんなものまで!?」と口をつくフレッシュな福袋が存在していた。
・ホクト「きのこお楽しみ袋」(税込842円)
ショッピングモールの食料品フロア。その名を聞けば、誰しも「きのこのこのこ げんきのこ~!」と歌わずにはいられないホクト製「きのこお楽しみ袋」がずらりと並んでいた。
開けてみると正真正銘、生のきのこが詰まっているー!!
中身は全6品のきのこ。ガチできのこオンリー。それ以外のものは入っていない。
まずはカットブナシメジ。
このまま冷凍OKとあるのがありがたい! そうそう、きのこは冷凍することで旨みがアップすると言われ、凍ったまま料理に使うことも可能。すぐに食べられなくても保存できる食品なのだ!
お正月の売場の雰囲気に浮かれて自分で買っておきながら「こんなにきのこ食べられるか……」という心配が払拭された。
房のままのブナシメジもある。コロコロと形がよく、活きがよさそう!
切って焼くだけで美味しいエリンギも、2パターン入っていた。丸ごとのものと……
レンジでそのまま加熱OKのカットエリンギ! 時短料理に役に立つ。
マイタケは鍋に投入しよう。
ホクトプレミアム「霜降りひらたけ」というのは初めて見る。どうやって調理するんだろう???
と思ったら、裏面に一例があるほか、ネットでレシピも公開されているという。
以上、全6品。普段きのこを買うときは、地元産だったり最安値だったり、無名のものを買う人も多いと思うけれど、さすがブランドきのこ(?)だけあってどれもパリッと上質な雰囲気をまとっている。
忘れちゃいけない、これらが入っていた袋は、アルミ加工の「保冷エコバッグ」になっている。横にしたA4ファイルが楽に入る大きめサイズで、日常の買い物くらいなら十分に収納できる。実用性も考えられている。
・文句なく美味しい
何品かは、さっそくアヒージョもどきになって筆者の胃に収まった。どれも肉厚でクセや臭みがなく、とても美味しい! さらに何品かは翌日の鍋になり、残りは冷凍された。
実は恒例だというホクトの福袋。苦手な人も多いシイタケを避けたラインナップもよかったし、すぐ使えるカットタイプも実用性高し! なかなか使い勝手のよい福袋だと思う。おかげで美味しい正月を迎えられた。
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
▼お馴染みのきのこたちが描かれている
▼ファスナー付きで、保冷バッグとして使える