今年も築地銀だこの「ぜったいお得な!! 福袋」がやってきた。この世で「ぜったい○○」という甘言は信用してはならないのが人生の鉄則だが、嘘偽りなく、本当～にお得なのが同店の福袋だ。

なにせ、どのセットを買っても必ず購入金額を超える「たこ焼引換券」が入っている。しかもこの物価上昇の時代にありながら、昨年と価格を変えず税込1100円、3300円、5500円の3パターンで提供するという。大丈夫か？　赤字にならないのか……？

・「とにかくお得な!! 福袋」（税込3300円）

予約などはないので、発売日を調べて店舗におもむくスタイルの築地銀だこ。筆者の最寄り店では、今年も開店と同時に数十人を超える行列ができていた。

人気キャラクターとコラボするわけでも、派手な宣伝をするわけでもないけれど、評判が評判を呼んで自然と人気福袋へと昇華した、そんな福袋だと思う。オペレーションも素晴らしく、待機列をしっかりコントロールしてどんどん列をさばいていた。

筆者は例年通り、中間クラスの「とにかくお得な!! 福袋」（税込3300円）を購入。「たこめしの素」 とクーポン券の組み合わせが基本で、金額によってクーポンのボリューム（封入数）が異なるイメージだ。

今年の「とにかくお得な!! 福袋」のセット内容は……

①「たこ焼引換券」×7枚
②銀だこ特製「たこめしの素」×1個
③毎月使える「100円引きクーポン券」×12枚
④銀だこスタンプカード「スタンプ1個プレゼント引換券」×3枚

内容は昨年とまったく同じで、目新しいものはなかった。税込3300円のセットの場合、「たこ焼引換券」 が7枚入っている。

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ちょっと待ってくれ……基準となるたこ焼の価格が上がっているだろう？　同じ「たこ焼引換券」7枚でも、昨年は5236円相当だったものが、今年は5544円相当。

チケット1枚の価値がアップしているじゃないか……！

円高や円安で1円の価値が変わるように、「たこ焼引換券」の価値が上がっているのだ。恐ろしい……！　こんなにサービスして大丈夫か銀だこ……。

恒例の銀だこ特製 「たこめしの素」は、通常380円相当の商品。米2合用だけれど、3合でも炊ける。たこの風味が結構強いので、個人的には3合で使うのがおすすめ。

「100円引きクーポン券」 は、毎月1枚使えるものが12月分まであるので、「たこ焼引換券」を使い終わった後半戦で活躍する。

「スタンプ1個プレゼント引換券」は、通常は商品購入時に押してもらえるスタンプカードに、無条件でスタンプをもらえるカード。同店のスタンプカードには有効期限がないので、なくしたりせず根気よく貯めていけば、いずれ必ず「たこ焼交換券」に化ける魔法のカードだ。

・販売スタイルは店舗によって異なる

なお、例年同店の福袋は「施設・店舗により、発売開始日・商品（種類）・販売方法等が異なります」というのが通例になっている。

先行販売があったりなかったり、（たこ焼を焼かず）福袋だけを販売する時間があったりと、店舗によって結構違うので、最寄り店に確認するのが確実だ。

誠実に商売をしていれば必ずファンがついてくる、という見本のような福袋。看板に偽りなしなので、万人に自信をもっておすすめできる！

参考リンク：築地銀だこ
執筆：冨樫さや
Photo：RocketNews24.