いきなりだが、私のお気に入りカプセルホテル「レンブラントキャビン新宿新大久保」に姉妹店があった。その名も「レンブラントキャビン & スパ新橋」。JR新橋駅・烏森口から徒歩約3分の場所にあるという。
レンブラントキャビン新宿新大久保は、共有スペース(カフェ)が広くて使いやすい。さらにシャワールームが多くて混雑することもなし。もちろん清潔感があって快適に眠れるからちょこちょこ利用している。
ファンとしては「レンブラントキャビン & スパ新橋」にも巡礼しておくべきだろう。そんなわけで、仕事終わりに新橋へ向かった。
・レンブラントキャビン & スパ新橋
レンブラントキャビン & スパ新橋は2023年3月にオープンした男性専用施設で、サウナ・大浴場・コワーキングエリアなどがあるという。ちなみに今回は楽天トラベルの「返金不可プランでお得に宿泊」で1泊6460円で予約。
ちなみにサウナは「ライオンサウナ新橋」の名称として営業していて、宿泊者はもちろん日帰り利用も可能とのこと。新橋駅から5分となると仕事帰りのサラリーマンも多そうだ。
案内によるとアウフグース(タオルをあおいで熱風を送るサービス)イベントも行っているらしい。サウナにかなり力を入れているのが分かる。さっそく下駄箱の鍵で入館してから4階のフロントへ。
チェックイン時にロッカーキーを受け取り、フロント前の棚からフェイスタオル(1人3枚まで)を取ってロッカーに行くという流れだ。
ロッカーには館内着が入っている。着替えてから3階の大浴場へ。階段が急なので足が悪いとキツいかも。
・大浴場とサウナ
ちなみに21時半頃に入館したのだが、混雑のピークは越えたようだ。浴場内は洗い場も内湯も空いていた。22時に行われるアウフグースイベントに参加して、しっかり発汗してからぐっすり眠りたい。
内湯は「約44度のあつ湯」と「約40度の白湯」の2種類。デジタル温度計の表示はもう少し低くて、あつ湯がだいたい42度、白湯は約38度だった。白湯はずっと入っていられる。リラックス効果が期待できそうだぞ。
・サウナへ
んで、ふたたび急な階段をおりて2階のサウナへ。「獅サウナ」は百獣の王・ライオンにかけて約110度の高温ストロングタワーサウナ。「瞑サウナ」は約95度、オリジナルのヒーリングBGMで心身を癒すサウナだそうだ。
22時のアウフグース会場は獅サウナ。定員15名。完走しやすい最下段が人気の様子。体感温度が上昇する上段には、明らかに上級オーラの漂うサウナーが陣取っていた。まるでサムライである。
・サムライの隣
空いていたのは、上級者の中でも上級者らしい雰囲気を漂わせるラストサムライの隣。この人の横に座って途中リタイアでもしたら背後から斬られるのではないだろうか……震えながら座ることに。微動だにしない侍。そして……
灼熱のアウフグースで超発汗……なんとか最後まで耐えた。むしろラストサムライが我慢の限界だったらしく、誰よりも先にサウナ室から出たことは記述しておきたい。
水風呂は「10度以下の強冷水水風呂」と「約17度の弱冷水水風呂」の2種類。この日は1セットだけだったが、いつも以上にととのった気がする。3階の白湯に戻ると、さっきのラストサムライが瞳を閉じて浮かんでいた。
・コワーキングスペース
風呂上がりに5階のラウンジ・コワーキングスペースを軽く見学。漫画コーナーやアルコールの自販機もあるようだ。
利用者は日本人がほとんど。一方、新大久保のレンブラントキャビンは外国人がほとんどだった。旅行気分が味わえるのは新大久保(男女宿泊可)、仕事の疲れをとことん癒すならサウナ・大浴場ありの新橋(男性のみ)か。
・キャビンエリア
6階から9階が宿泊者専用のキャビンエリア。レトロでもなければ宇宙船でもない。さすが2023年3月オープン。『渡辺篤史の建もの探訪』で紹介されてもおかしくないモダンデザインのキャビンである。
誰もが憧れる秘密基地。まるで「上質な押入れ」のよう。木の温もりを感じる癒しの空間で気持ちよく眠ることができる。フランスベッドのマットレスがふかふか。サウナと大浴場で完璧に仕上がったのでよく眠れた。
・自動精算
チェックアウト時間は10時。サウナ & 大浴場で気持ちよく目覚めてから4階のフロントへ。自動精算機で利用分を精算してから鍵を受け取り、いざ出発。
というわけで、立地良し・サウナ良しの「レンブラントキャビン & スパ新橋」は新橋サラリーマンにとくにオススメ。たまには仕事の疲れを癒すためだけに泊まるのもいいかも。それではまた!
参考リンク:楽天トラベル「レンブラントキャビン & スパ新橋」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.