2024年12月10日、出社前にローソンに寄ったところ、店頭で福袋が販売されていた。カラフルな袋に「ローソンの福袋」と大きく書かれている。ローソンに福袋なんてあったんかい。

しかし、なぜ今? 確かに、最近は新春を迎えるより早く発売される福袋も多いけど、この福袋からは、オンライン販売みたいな計画的に準備されたものとは一線を画する店頭だけの気まぐれさが感じられる。そこで広報に詳細を聞いてみることにした。

・謎の福袋

よく見ると、数量限定的なことがポップに書かれているその福袋。別に何かのメーカーとコラボしているわけではなく、この店だけで販売されているものだったとしても不思議ではないオーラを発している。

棚には価格も書かれてなくて、店員さんに「これ買えるんですか?」と聞いたところ「買えます」との答え。そこで購入してみたところ、価格は税込1080円であった。う~む、謎である。

とりあえず、そんな謎の福袋を編集部に持ち帰り、中を確認してみたところ、中身は以下の通りであった。

・ローソンの福袋(税込1080円)の中身

・エースコック「横浜豚骨醤油ラーメン」180円くらい
・コイケヤ「スコーン海老のとりこ」148円くらい
・日清「UFOラー油マヨ油そば」259円くらい
・日清「UFOポックンミョン」259円くらい
・ハッピーポケット「クリームサンドクラッカー ファミリーサイズ36枚入り」150円くらい
・亀田製菓「手塩屋 せんべえ8枚入り」208円くらい
・ギンビス「たべっ子どうぶつ6パック」214円くらい
・不二家「フィナンシェ8枚入り」286円くらい
・おやつカンパニー「ベビースター ドデカイ焼きそば」127円くらい
・「HARIBO ミックスサワー80g」217円くらい

──相場価格の合計は2048円。内容としてはお得さが感じられる。詰め合わせの中身が気張りすぎてないところも良い。



・ローソンの広報に聞いてみた

ただ、中身を見てもこの福袋の謎は解けなかった。むしろ、店のノリ感が感じられる中身に、より一層謎が深まったと言える。これは全店で買えるものなのだろうか? っていうか、この福袋は何なのか? 何タイミングで販売されるものなのか? ローソンの広報に問い合わせてみたところ……


ローソン広報「ローソンの福袋は12月10日から数量限定・店舗限定で販売されているものになりますね」


──店舗限定なんですね。なんで今販売開始したんですか?


ローソン広報「現在ローソンでは、『冬のハピとく祭』というキャンペーンが開催されてまして。これは、飲料無料券がもらえたり、同時購入セールがあったりするものなんですが、それに合わせて福袋も販売されてます」


──ネットを調べてみると、今年6月にも販売されたらしい情報を見かけたんですが、ローソンの福袋はどういうタイミングで販売されるものなんですか?


ローソン広報「以前は新春に合わせて販売されたりしていたんですが、今はお得なキャンペーンに合わせて販売されることが多いですね。6月は創業祭でした」

──とのこと。お店がノリで売ってるものではなかったが店舗限定・数量限定なので、いずれにせよレアなものではあるようだ。ちなみに、おひとり様1個限りでお願いしているらしい。

というわけで、狙って買えるものではないけど、それゆえ出会ったらラッキー。約1000円で職場のお菓子ストックが潤沢になったのであった。

参考リンク:ローソン「冬のハピとく祭
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.