とにかく暑かった2024年も、12月に入るとさすがに冬らしくなってきた。徐々に売り場を拡大していた「あったか」コーナーもすっかりフルパワー。もちろん、トップバリュにも新作が出てるのだが……

どう考えても強気価格だろっていう「あったかインナー」が売られていたのでお伝えしたい。聞いて驚くなかれ。ピースフィットシリーズの “ウォームウール” はなんと……

・高額インナー

4378円もするのだ!!!!


これが上着や上下セットならまだしも、インナー1つだから目ん玉が飛び出てしまう。あったか系インナーは1000〜2000円あたりが相場な印象を踏まえると、実に倍以上する計算だ。

上下をセットで買うとシンプルに2倍の8756円。これは買うのにかなり勇気のいるインナーだと言えるだろう。

ちなみに同商品はオーストラリア産ウルトラファインメリノ糸を使った上質なウールを使用している。

表側には防縮ウール、肌側にはマイクロアクリルとレーヨンのやわらか素材を使うことで、肌あたりのチクチク感を軽減しているそうだ。

・実際に着てみた

他の性能としては保温・吸湿発熱・吸放湿性・静電気軽減・ストレッチ──と、まぁぶっちゃけこのへんは聞いたところでピンと来ないから着て違いを感じてみよう。


値段が値段なのだ。このインナーを着るだけで段違いな何かがあるはず──ドキドキしながら8756円の上下インナーをまとってみたところ……


見た目こそ他のあったかインナーと変わらない……のだが! 実際に着たら締めつけることなく体にフィットしてくれるではないか! 伸縮性もあるから動いてもストレスなし!!

これはそうだなぁ……そんじょそこらのあったかインナーとは一線を画す。真っ先に脳内に浮かんだのが「ヒートテックの超極暖」で、肌に触れる面がスベッとしていて心地いいのがよく似ている。

何なら、ピースフィットの方がややなめらか。肌がぬくもりに閉じ込められている感覚もしっかりするから、4378円という値段の威力を思い知ることができた。確かにこれは強烈だ。


ただし、他のあったかインナー同様にこれ1着で寒さを防ぐほどの防御力はない。上にさらに暖かい衣服を羽織るのは必須。そのなかで1番感じた違いは暖かくなってからの持続力だった。


というのも、気温10度ちょいで快晴の条件でパーカーを上に羽織って歩いただけで汗をかいたのだ。

その後、何度も着ているが上に何かを重ねたときの暖かさが段違い。晴れの日で昼間なら、漏れなく汗がじんわりと出ている。

どーりで11月中旬〜下旬の九州イオンには、どこにも置かれていなかったワケである。逆に暑すぎるくらいなのだから。

・あったかインナーの上位

着膨れすることもないし、いいの着てるなぁと実感できるピースフィットのウォームウール。ヒートテックの超極暖と比べても4378円というのは強気価格のような気がしなくもないが、それだけの仕事はしてくれるだろう。

寒さがとにかく嫌いな人、それから雪が降るような地域に住んでいる人などは気に入りそう。通常のあったかインナーなんて生温いと感じているなら試してみてもいいかもしれない。

参考リンク:PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼上の素材はこんな感じ

▼下。どちらもカンボジア製だ