日本全国に存在する数多のローカルチェーン店。てっきり全国区のお店かと思いきや「あの店って地元だけだったの?」なんてことはよくある話。例えば『餃子のテムジン』も、福岡では有名なお店のようだ。

つい先日のこと。福岡に出かけたついでに『餃子のテムジン』に寄ってみることに。もちろん関東出身の私にとっては “初テムジン” だったのだが、ズバリ「かなりオススメ」と申し上げていいだろう。

・グルメ王国

北海道にもヒケを取らぬグルメ王国として知られる福岡県。もつ鍋・水炊き・ラーメン・うどんなども有名だが「博多餃子」も福岡グルメの一角としてかなり有名な存在だ。

その特徴はかなり小ぶりなことで、別名「一口餃子」とも呼ばれているんだとか。また小ぶりでも旨味は強く、薬味にゆず胡椒を使用することも特徴的。鉄板で提供する店も多いよね。

そんな「博多餃子」のローカルチェーンを調べていたところ、福岡在住歴のある砂子間記者に「弐ノ弐」と『餃子のテムジン』を教えてもらった。



・テムジン

以前訪れた「弐ノ弐」は熊本発祥のお店らしいが、餃子も麻婆茄子もガチでウマい! というか、今回もシレッと2度目の訪問をした!! 個人的に「福岡で絶対に寄る店リスト」に名を連ねている。

その「弐ノ弐」と同じくらい有名なのが『餃子のテムジン』とのこと。砂子間記者は「福岡の中心部でよく見かける印象ですね」と語っており、全5店舗は全て中央区か博多区に店舗を構えていた。

さらにホームページには「王会長の行きつけ」ともあるではないか。王会長の行きつけの餃子とかメッチャ食べてみたい! というわけで時間の隙間を縫い「KITTE博多店」に足を伸ばした。



・ロケーション最高

さて、JR博多駅から徒歩1分ほどのところにあるKITTEは、まずアクセスが最高。テムジンがある地下1階は飲食フロアになっており、ラーメンや明太子などの福岡グルメ店が集結している。

KITTEの飲食店は軒並み盛況で『餃子のテムジン』も大盛況! 結局5分ほど待って着席した。メインの餃子は焼き以外も色々と種類があったため、麺類も含めてザザッと一通り注文したぞ。

まずやって来たのは「揚げ餃子」で、価格は10個698円。カリカリとクリスピーな食感と、それに負けない餡のウマさが最高! ビールがぐいぐい進む “酒に合う餃子” である。

もちろん基本形の焼き餃子(10個580円)も旨味が強く、一口サイズなのでガツガツいけちゃう!! 一方で水餃子(10個698円)は優しいウマさで、同じ餃子でも非常にバリエーションに富んだ味わいだ。

さらに東京ではお目にかかれない「とんこつスープ餃子(10個898円)」もバリウマ! こうして1時間弱で一通りの博多餃子を満喫し、ササッと『餃子のテムジン』を後にしたのであった。



・観光客には最高

比較対象がほぼ無いため、私が「博多餃子」としてのテムジンを正当に評価することは難しい。そもそも専門店でなくても「博多餃子」は基本的に美味しいから困ってしまう。

が、テムジンで一通りの博多餃子を美味しく堪能できたことは紛れもない事実。ロケーション込みで『餃子のテムジン KITTE博多店』は自信を持ってオススメだ。店を出てすぐに新幹線に乗れる環境は強い。

とにもかくにも「せっかく福岡に来たなら地元っぽいものが食べたい」という方は『餃子のテムジン』もいいだろう。地元の人はわからないが、観光ならば行かない理由がないのではないだろうか。

参照元:餃子のテムジン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ホルモンのうどんも美味しかった。