現在、チキンマックナゲット15ピースが490円になっているマクドナルド。これは昨年2023年も行われたキャンペーンだが、通常価格が710円から740円に上がってるのに、キャンペーン価格は変わらず490円なのが熱い。ただでさえ、210円値引きと大幅値引きだったのに、今年は250円安くなっているのだ。
しかも、12月31日までと期間も長くなっている。チキン祭りじゃー! テンションのままに購入しようとしたところ……
・ソースを見て頭をよぎったこと
ナゲット用の新作ソースで「ホタテのクラムチャウダー風ソース」と「コク旨ガーリックビーフステーキソース」が加わっていた。15ピースだとソースが3つついてくるので「マスタードソース」と「バーベキューソース」を合わせた4つの中から3つ選ぶことができる。
まず、新作のコク旨ガーリックソースは食べてみたいでしょ。と、セルフレジのタッチパネルのソース選択ボタンを1回押したところでふとある考えが頭をよぎった。
「以前、ケンタッキーのカーネルクリスピーを炊き込みご飯にしたらウマかったよなあ」と。そこで素朴な疑問が湧きあがってきた。マクドナルドのチキンマックナゲットも炊き込みご飯にするとウマイのだろうか?
・コク旨ガーリックビーフステーキソース3つ
というわけで試してみることにした。カーネルクリスピーの味付はにんにく醤油で、ガーリックとチキンの組み合わせが炊き込みご飯に合っているように感じたので、残る2つのソースもコク旨ガーリックビーフステーキソースが良かろう。
まずは炊飯器に米二合と二合分の水、そしてチキンマックナゲット15ピースを入れた。
この時点では「嘘やろ」と思うかもしれないが、カーネルクリスピーの時はマジでちゃんと味が染み出していた。とは言え、チキンマックナゲットは本体よりソースの味で食べている感じなので、ソースも入れる。3つとも入れる。
・味のファイトクラブ
立ち込めるにんにくの香り。なんなら、パッケージを開けた瞬間むわっと立ち込めた感じがしたので、にんにくガチ勢のソースと言えよう。スタミナ系の味になることを願って炊飯ボタン・オン!
大きさこそ違えど、構造自体は同じようなものに見えるカーネルクリスピーとチキンマックナゲット。チキンマックナゲットは15個もあるわけだから、鶏の出汁力はむしろ上がるかもしれない。
さらに言うと、コク旨ガーリックビーフステーキソースを3つも入れてるんだから、この炊飯器はもはや味のファイトクラブだ。つけるだけで濃厚なコク旨ガーリックビーフステーキソースとチキンマックナゲットが、米を媒介に融合したら一体どうなってしまうのか?
・フタを開けたら
予想のつかない展開は実物を見て確認するより他ないだろう。炊きあがったところで炊飯器のフタを開けてみたところ……
コク旨ガーリックビーフステーキソースが溶け込んでいるのが見て取れる。混ぜてみると、チキンマックナゲットもしゃもじで切れるくらい柔らかくなっていた。
ご飯も色づいてお焦げもできている。これはカーネルクリスピーが歩んだ道! だがしかし……
食べたらデミグラスソースを薄めたような味がした。こいつ、色だけだ……!! なぜかチキンの味もほぼしない。そう言えばフタを開けた時チキンラーメンみたいな香りもなかった。
普段、意識してなかった出汁力の違い。これが底力というヤツかもしれない。ケンタッキーSUGEEEEEEE!
・そのまま食べるのがオススメ
一方で、これをカバーしてちゃんとウマく仕立て上げているマクドナルドのソースも天晴である。てりやきマックバーガー好きの私は長年マクドナルドはソースがウマイと感じていたのだが、この持論がより強固なものとなった。思っていた以上にマクドナルドのソースは凄い。
というわけで、チキンマックナゲットは炊き込みご飯にするより、普通に食べた方がウマイことが判明した。250円引きの15ピース490円にテンションが上がっても炊き込みご飯にしてはいけない。絶対に。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼この量のチキンマックナゲットが490円はシンプルに良いキャンペーンだと思う