業務用にプロが仕入れを行う店のことを卸売りと言うが、静岡で50年以上続く食肉卸会社がアオノグループである。いわゆる老舗。なぜ、大阪出身の私(中澤)がそんなことを知っているのかと言うと、アオノの福袋を購入したからだ。
肉の卸売り業者の福袋? 疑問に思う人もいるかもしれない。もちろん、私は業者でもなければ、肉業界に裏から手を回すツテもない。これは真っ当に購入したものである。実は……
・直営のネットスーパー
アオノグループは自社ブランド「The Oniku」を一般向けに展開していて、そこから福袋が販売されているのである。「The Oniku」はアオノが惚れた逸品を集めたブランドなので、この福袋はアオノ自信の福袋と言っても過言ではない。
楽天市場の「The Oniku」の肉福袋ページを見ると、中身が明記された5000円台~7000円台の3種類と、中身の分からない『肉ガチャ』がある。
・肉ガチャを買ってみた
肉ガチャには3000円肉ガチャと5000円肉ガチャがあり、「購入金額以上のお肉が必ず入る!」と記されている。目安としては、3000円肉ガチャが5000円以上の肉が入っており、5000円肉ガチャが8000円以上の肉が入るもののようだ。そんな肉ガチャの3000円を購入したところ中から出て来たのは……
イベリコ豚ロース500g!
牛タン100%俵ハンバーグ400g!!
柔らか厚切り牛たん350g!!!
・こんなの初めて
計1250gもの肉・肉・肉。近所のマルエツで最安の牛肉でも価格オーバーしそうなくらいの肉量である。しかも、解凍して袋から出してみたところ……
俵ハンバーグは「さわやか」のげんこつハンバーグみたいだし……
牛タンがぶ厚い!
焼くとにじみ出してくる脂に“本物”を感じた。もちろん、味もジューシーで旨みにパンチ力がある。白米をくれェェェエエエ!
・ハーモニー
心が叫びたがっていた。こんなに心から白飯の名を呼んだのは久しぶりかもしれない。というわけで、急遽、白飯先輩にご登壇いただくことにした。
一緒に食べてみたところ、白飯が甘みを歌い上げるようである。この牛タンなればこそ、白飯もまたその魅力を全開に引き出されていた。味のハーモニーとはこのことか……!
もちろん、牛タンハンバーグも付属のソースなしでも肉の旨みで白飯が進むレベル。量だけではなく、味もまた肉の主張が激しい福袋と言えるだろう。
・肉がウマけりゃみんな笑う
むしろ、味のパンチが強すぎて解凍した分が食べきれない。そこでロケットニュース24編集部に生息する野良イケメン・古沢崇道記者に肉を与えてみたところ……
この笑顔である。
守りたい、この笑顔。最終的に編集部の空気をほっこりさせてくれた「The Oniku」の肉ガチャ。ガチャなので必ずしも同じ内容とは限らないが、その肉っぷりは凍てつく季節にも温かさをくれたのでした。
・肉のアオノ福袋2025「The Oniku」肉ガチャ3000の中身
イベリコ豚ロース500g
牛タン100%俵ハンバーグ400g
柔らか厚切り牛たん350g
参考リンク:The Oniku(楽天市場)
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼牛タン詳細データ
▼ハンバーグ詳細データ
▼豚ロース詳細データ
▼豚ロースも肉の味が強くて生姜焼きにしたら美味しかった
肉福袋でお手製豚丼祭 pic.twitter.com/0G0NwVd8kG
— 中澤星児(ロケットニュース24) (@sorekara_jona) November 27, 2024