揚げた玉ねぎって何であんな美味しいんでしょうね。天ぷらもかき揚げもオニオンリングも大好きだ……が、自分で作るにはちと面倒すぎる。
だが大丈夫、問題ない。サイドメニューとして「オニオンフライ」が提供されているファストフード店がいくつかある。そして「フレッシュネスバーガー」もそのうちの優秀なる1つ……
……の、はずだった。
先日たまたま小耳に挟んだ情報によれば、「フレッシュネスバーガーからオニオンフライが消えている」というではないか。ウソでしょ!?
真相を確かめるためフレッシュネスバーガーに急行した筆者。メニューを確認してみたところ、確かにオニオンフライの文字が消えている……が、筆者が一番驚いたのはそこではなかった。
「れんこんフライ」
いや、お前誰!!!
・衝撃の後釜
どうやらオニオンに代わり「れんこん」がその座を継いだらしい。マジか~、れんこんか~~。
100歩譲って……いや、1000歩譲って、オニオンフライがなくなったのは仕方ない。きっと色々あったのだろう。でも れんこんフライて。もうそれどちらかというと天ぷらやん。
とはいえせっかくここまで来たので、食べてみることにした。
・れんこんフライ
カウンターで「れんこんフライ」を注文。今回は単品で340円だったが、バーガーなどのセットのサイドとしても選択可能なようだ。
番号札を渡されて5分ほど待っただろうか、出来立てアッツアツの れんこんフライが運ばれてきた。
ほう……。
5〜7ミリほどの厚さに輪切りにされた れんこんが5ピース。オニオンフライと異なり、分厚い衣はなく「素揚げ」っぽい感じ。いただきます。
おー、美味しい。なるほど。
この分厚さが、ちょうどよくシャキッホクッとした食感を出している。味もシンプルな塩味ながら、根菜の甘みや旨味が引き立ってイイ感じ。
あえて難点を挙げるならやはり量の少なさか。340円で5枚は ちょっと物足りない気もするが、まあ少なさに関してはオニオンフライも同様であったため さして文句はない。
ただ、オニオンフライの代わりにはならない。
・悲しき宿命
そう、この子は「オニオンフライの後継者」という とんでもない重圧を背負っているのである。これはもう れんこんの非ではない。前任が強すぎた。
とはいえ、オニオンフライに想いを馳せさえしなければ、バーガーチェーンのサイドとしては かなり斬新だし美味しい。願わくばオニオンもれんこんも どっちも売ってほしい。
ちなみにちょっと調べてみたところ、2022年4月の「オニオンフライの販売を一時停止」するというお知らせを発見。それ以降オニオンフライはメニューから消えたままになっているようだが、復活はあり得るのだろうか。いつの日か、オニオンとれんこんの両雄が並び立つのを見てみたいものだ。
参考リンク:フレッシュネスバーガー「サイドメニュー」、おしらせ「オニオンフライの販売につきまして」
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.