サウナ王国である北海道。温泉地も多く、良いお風呂は枚挙に暇がない。登別とか別次元だったしな。しかし、実はスーパー銭湯においては、旭川市にある万葉の湯が北海道最強を欲しいままにしている。

日本最大級の温泉サイト・ニフティ温泉の年間ランキングで、2020年から4年連続北海道エリア総合1位を獲得しているのが『旭川高砂台 万葉の湯』なのだ。一体どんな場所なのか? 気になったので行ってみた!

・同じ万葉倶楽部でも

そんな万葉の湯があるのは旭川市街地の端っこにある高砂台。ここはちょっとした温泉地になっていて、昭和13年から続く温泉ホテルもあったりする場所だ。温泉地にしては旭川駅からも近くアクセスが良いのだが、なにせ北海道基準の「近い」なので車移動は必須である。

街を走り抜けると、国道から側道に入ってすぐに闇に浮かび上がる広大な建物。土地の使い方からすでに北海道だ。当然ながら、横浜みなとみらいの万葉倶楽部とは全然違う。

・北海道を感じたところ

入館料は税込1600円。建物は2階建てで、1階に大浴場とお食事処とゲームコーナーがあり、2階にリラックスルーム、宴会場、喫煙所、マッサージなどがあった。


なんなら2階がオマケみたいになってるところに敷地の広さを感じる。リラックスルームもスペースの使い方の余裕が凄い。

ゆえに、大浴場もサウナ室も広い。ただ、そんな広さは何より露天風呂に感じた。サウナから水風呂に入って、露天風呂に出てみると、リクライニングチェアーはポツポツという感じでスペースの余裕が凄いのである。ギッチリしてない! なにより……

それでも余るくらい空いている。パーソナルスペースの余裕が凄い。ATフィールドを侵されることが皆無の安心感。特に景色が見えるわけではないのだが、その開放感に北海道を感じずにはいられなかった。デッカイどー!!

・風呂における1番の贅沢

そんな人気スポットではなかなか得難い開放感がある上、万葉の湯なので当たり前にサウナや水風呂がしっかりしている。ちなみに、サウナ室は95度で水風呂は15度でした。

最後に、露天風呂に入ったのだが、その広い湯舟も独り占め。湯舟が体に染みわたりすぎて溶けそうだ。


機能だけではなく、環境でもシンクロ率を上昇させてくれる『旭川高砂台 万葉の湯』。いくら機能が凝っていても、一緒に利用する以上、ゆったりできるかというのは人に委ねられる部分が大きい。

ならば、1番の贅沢はこういう風呂なのかもしれない。ゆっくり流れるような時に、贅沢さとは何かを教わったのであった。Ah,ah,ah,ah~Tumbling down Tumbling down Tumbling down~♪

・今回紹介した店舗の情報

店名 旭川高砂台 万葉の湯
住所 北海道旭川市高砂台1丁目1-52
営業時間 10:00~翌9:00
定休日 無休

参考リンク:第18回ニフティ温泉年間ランキング2023
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼お食事処はこんな感じ

▼ととのったー!