自腹でいろんな美容法を試し人柱になる「自腹レボリューション」をスタートして約半年ほどが過ぎた。
この半年間で私が美容医療に使った金額はザッと20万円。美容オタクからすれば大した金額ではないかもしれないが、私にとってはかなり大金。清水の舞台から飛び降りた気分である。
個人的には大きな反省点があったので、これからボーナスなどで美容医療を受けてみようかな……って人はぜひとも読んでほしい。
・これまでのあらすじ
41歳を迎え、お肌の曲がり角を全力で曲がり切り、代謝が落ちて太りまくっていた御花畑マリコ。そろそろ科学の力を借りないと無理だし美容医療を受けたい。
しかし、美容医療は宣伝ばっかりで実態が全然わからないので自腹で受けて記事にすることに。最初に受けたのは顔をリフトアップする「HIFU(ハイフ)」、保険適用の赤み取り、お腹の肉を取る脂肪冷却に、シミ取りのフォトフェイシャルにと、いろいろ受けまくって気づけば美容医療にかけた総額は約20万円に。
20万円も美容にかけたのなんて人生で初だけど、果たしてそれだけの結果は出ているのか……?
・20万円の内訳
まず、美容医療はそれなりにお金がかかる。私が受けた施術をザッと載せると
・HIFU (3万円)
・エレクトロポレーション (初回限定で2千円)
・Vビーム (保険適用1万円)
・脂肪冷却 (10万円)
・フォトフェイシャル (1万3千円×4回)
という感じ。
・結論をいえば……
美容医療に20万円。半年前の自分が聞いたらさぞ驚くだろうし、そんだけお金かけたらめっちゃ肌も体もキレイになってるに違いないと期待するだろう。
しかし、自分の全身を客観的に見ても「とても20万円かけたようには見えないな」と思うのだった。
美容医療を受けるうちにわかってきたのだが、そもそも私の施術の選び方に問題があったように思う。
ぶっちゃけ、美容医療は1回だけで劇的な効果があるものは少ない。歯の治療とか整体と同じで、何度か繰り返さないと効果が出てこないものが多いのだ……!
・1点集中せよ
記事のためにいろんな施術に手を出した部分もあるんだけど、顔に体にといろんな施術を1回ずつ受けても効果が実感しづらいのだ。
思ったよりも美容医療は金がかかる。気になるところなんて沢山あるので、色んな部位をやりたくなるけど、気になる悩みにフォーカスして、それを改善できる施術に全ベットするのがベスト。
仮に予算が10万円だったら「肌の改善に10万円かける!」と決めて、シミ取りやニキビ跡治療を4回コースで受けるとか、1〜2点に集中するのが正解だったと思う。
ちなみに、たるみ取りのHIFU(ハイフ)のように1度の施術でグッと効果が得られるものもある。
ただし、ハイフは永続的な効果があるのではなく、3ヶ月〜半年くらいで徐々に効果がなくなった。定期メンテナンスとして、ハイフを年に3回受けるとかでもよかったかもしれない。
・施術をまとめてみた
受けた施術の効果や料金、持続性、効果を得るまでに必要な回数など表でまとめてみたので、ご参考になれば幸いである。(あくまでも個人的な体感です)
ちなみに、一番効果を実感したのはハイフだったが、4ヶ月くらいで引き上げ効果は無くなってしまった。
受ける施術に関しては人それぞれ異なると思うので、カウンセリングの段階でしっかりと何を改善したいか相談するのがいいかと思う。価格も大手チェーンと個人クリニックでずいぶん違うし。
ちなみに最近は美容クリニックの公式サイトのQ&Aに「○回くらいで施術の効果が実感できます」と明記してあるので、それも参考に。
・まとまったお金を使うなら…
しかし美容医療はなかなか修羅の道だな……と思う。
ビビらせて申し訳ないのだが、おそらく美容医療ガチ勢からすると私の20万円なんていうのは全然お金をかけてない方なのである。
SNSでピッカピカの肌を載せている人たちやタレントは余裕で100万以上かけてるんじゃないか……あるいは元から肌がキレイだったか、もしくはカメラのフィルターか。
ちょっと肌のシミを消したり、たるみを取りたいだけなのに、こんなに金も時間もかかるとは。
こんなことを言っては元も子もないが、同じ見た目に気を使うにしても、服とかアクセを10万円分買ったほうがガッツリと目に見える「変化」は感じられる気がする。
少しずつの積み重ねで確実に肌はキレイになったとは思う。しかし、賽の河原で石を積んでいるような気持ちになることもしばしば……。
ここは修羅の道。ちゃんとした知識や下調べをしないと金をドブに捨てることになる。
だからこそ、気楽に「みんなもやってごらんよ」なんて言えない。しかし、もう少しだけ美容医療を続けてみようかな……と思うので、お付き合いいただければ。
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
▼どっちがビフォーでアフターかよくわからん