2024年10月27日、私(佐藤)のメイク練習シリーズはひとつの節目を迎えた。その日は私がポールダンスのレッスンさせて頂いているスタジオ「スパイラルモード」の発表会だったのである。自前のメイクで出演したい! という思いから練習をはじめ、そしてお披露目の日を迎えたのである。
本当は練習30日目、メイク記事のフィナーレにお披露目の記事をもって来たかったんだけど、私の手が遅すぎて、30日目をその日に持ってくることができなかった……。
とにかく、初めて自前メイクで人前に立つ。すなわち実戦、これは訓練ではない! 生身のメイクでぶち当たった結果、練習ではまったく気づかなかった事実を知ることとなった……。
・自前メイクで人前に
発表会のメイクをするに当たって、まずは前回18日目のおさらいだ。着々と進化を遂げて、満足のいくメイクに近づきつつあるものの、まだ理解と腕が追いついてない点がいくつかある。
あれやこれやと言い出すとキリがないのだが、大きく気になる点は以下の通りだ。
・青いシャドウの発色が弱い。下地のコンシーラーをもう広い範囲に濃く塗る
・そもそも青いシャドウを塗っている範囲が狭いので、もっと広くする
・18日目は目の下にシャドウもアイラインも塗っていなかったので、下にも入れる
18日目で1番気になったのは目の下だ。パンダになるのを避けたいあまりに、下に何も塗らなかったら、目の境が曖昧になって、ダンサーの日出郎さんにソックリになってしまった。日出郎さんを目指していたわけではないので、とくにその点は直したい。
そのほか、シャドウもハイライトも中途半端であったり、鼻の下が長く見えるので、リップラインをもっと上げたり、目尻の跳ね上げの線をもう少し上手く馴染ませたり……。
あ~! キリがない!! キリがないけど、イライラしたって何も解決しないので、今できる精いっぱいを実践しよう!
~~ そして当日 ~~
その日は朝9時に会場入りだった。私は設営に携わっているので、会場でじっくりメイクをしている時間がない。それでなくても1時間半はかかるのだから、家でやって行くしかなかった。
9時着だから8時には出たいので、そうするとメイクの時間を逆算すると、6時起きで遅くとも6時半には取り掛からなければならない。リップだけはあとでも濡れるので、それ以外はやってしまおう!
ってことで、なんとか1時間で間に合わせた19日目のメイクがコレです。
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自分的には今まで1番良い出来になったと思っている。アイホールの縁まで明るいコンシーラーを入れて、その上から青のシャドウを入れている。かなり発色は良くなったはず。
それから目の下には軽く暗めのシャドウを入れて、目の位置をぼんやりわかるようにして、太くならないように慎重にアイラインを入れた。これで日出郎さんから離れられたはずだ。
あとは会場で出番前に直せばOK!
……のはずだったが、考えが浅はかだった。なぜなら、私の出番は夕方18時頃だったのである。つまりメイクを完成してから10時間程度経過していた。長時間メイクしたままだと、どう変化するのかまで計算に入ってなかった。初めてのことだから、そこまで頭が回らなかったんだよねえ。
出番前に少し直した様子がコレです。
撮影した場所が暗くてわかりにくいと思うんだけど、青のシャドウはかなりくすんでいます。設営の際に汗をかいているので、ファンデーションが浮いてきてます。鼻の下は呼吸の湿気で、メイクが結構落ち始めています。
こうなったところから直す方法を、私はまだ知らない。それも勉強しなければ……。
今さら直しようがないものをどうこう言っても始まらない。だってもう出番だもの! とにかく全力で演技して来ます。がんばるぜ!
演技中のメイクの様子を自分で撮影した動画や、撮って頂いた画像で確認してみると……。
メイク、全然薄いな~。こんなんじゃ全然映えない。
逆さまでも映えるメイクってあるのかしら?
正面を向くと辛うじて、メイクしていることがわかる程度かな。
静止すると、まあわかる。コレは友達が撮ってくれた、今回のベストショットだ。
この時に前を向いて、顔面アピールすればよかった。
ということで、ステージ用にはまだまだメイクが薄いし、長時間メイクしたままになる場合は、その直し方も覚えておかないと。メイクそのものがもっと早くできるようになれば、ベースとファンデーションだけしておいて、あとから仕上げる感じでも良いかもなあ。
・ダンプから学んだこと
で! 別のことからひとつヒントを得たのだが、先日ハロウィンでダンプ松本さんのメイクに挑んだ際に、私が買ってきたアクリル顔料の青(コバルトブルー)の発色が良いことに気が付いた。
この時、羽鳥は下地なしでコレを塗っていたのに、めちゃくちゃ青が出てる。次はコレを使ってみたいと思う。
ただ心配な点もある。アクリル顔料は厚塗りして時間が経つと、ポロポロはがれ落ちてしまうので、塗布する量に気をつけないといけない。調子に乗って塗りたくると、あとでひどい目に遭うので……。
ぢなみに発表会で私のメイクは割と好評だった。とはいえ、まだまだ。ステージ用のメイクを進化させつつ、普段用のメイクも習得したいと考えている。ということで、賢者の皆さん(アドバイスをくれる方々)、引き続きご啓示(アドバイス)をお願いします~~!!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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