ここ数年、ちょいちょいその名を聞く『エアフライヤー』とは “熱風” を利用した調理家電である。「油なしで揚げ物ができるクッキング用品」として知られており、またの名を「ノンフライヤー」とも言うそうだ。

そんなエアフライヤーはまだまだ未知の部分が多く、言い方を変えれば可能性を秘めているハズ。エアフライヤーと相性の良い食材は何なのか? 第6回目となるこの記事では「お好み焼き」と「たこ焼き」を試してみたのでご報告しよう。

・エアフライヤーとは

まずはざっと『エアフライヤー』について説明をしておきたい。冒頭でもお伝えした通り “熱風” を利用した調理家電で「電子レンジ」とも「トースター」とも違う仕上がりになることが特徴だ。

コストコで購入した『新型エアフライヤー(GAF858)』はアメリカの「GOURMIA(グルミア)」というメーカーの製品。コストコの中では最新型のエアフライヤーで、購入当時の価格は8680円であった。

・仮説

さて、前回の「肉まん編」は「大成功」と呼んで差し支えない結果となり、私もかなりご満悦。気をよくした私は「さてはエアフライヤーは粉ものと相性がいいのでは?」という仮説を立てるに至った次第だ。

基本的にエアフライヤーはフライドポテトなど「揚げ物の温め直しに最適」とされており、以前試してみたところ確かにかなりウマかった。一方で “粉もの” に関してはノーマークと言っていいだろう。

だがしかし、前回試した「肉まん」はかなり良好な仕上がり。……これはイケるんちゃうか? というわけで今回は “THE・粉もの” の代表格「お好み焼き」と「たこ焼き」を試してみることにした。



・チャレンジ開始

用意したのは冷凍の「お好み焼き」と「たこ焼き」で、基本的には電子レンジで温める仕様。今回は自然解凍してから使用したが、先に少し電子レンジで温めておくのはいいかもしれない。というわけで……


お好み焼きとたこ焼きをセット。


~およそ10分後~


お、いい色になっとる。


肉まんほど劇的に色は変わらなかったものの、焼き目の強さは確実に増している。これは期待大! さっそく食べてみると……


うんまッッッ!!!


なんということでしょう? どちらも表面はカリッと香ばしく、中はトロトロをキープ! 商品自体の優秀さはもちろんあるのだろうが、そのポテンシャルを最大限に引き出しているのではないだろうか?

電子レンジとは違ってビシャッとならないところも高ポイントだが、それでいてフライパンで焼いたような油っぽさもない。フライドポテトやチキンナゲットと並び「過去最高レベルの完成度」と申し上げていいでしょう!!



・電子レンジがむせび泣く

エアフライヤーで調理した「お好み焼き」と「たこ焼き」を1度食べてしまったら、ちょっと電子レンジには戻れないハズ。電子レンジには申し訳ないが「お好み焼き」と「たこ焼き」に関しては戦力外通告を出さざるを得ない。

それほどエアフライヤーとは好相性なので、機会があればぜひ「お好み焼き」と「たこ焼き」を試してみてはいかがだろうか? 真面目に電子レンジがむせび泣くレベルで完成度は高かった。

参照元:コストコオンライン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.