会社のある新宿からJR中央・総武線で約20分の浅草橋駅。高架下に並ぶ飲食店を横目に見ながら、この日宿泊するゲストハウスを目指した。駅西口から歩いて5〜6分、やって来たのは秋葉原の下町に佇む「Cocts Akihabara」である。

コンセプトは「誰かのために、を日常に」らしく、1回の予約につき10円が社会貢献団体へと寄付される仕組み。ちなみに今回は1泊3488円のプラン(ドミトリーベッド1台)で、朝食に無料のドーナツまでついているという。楽しみです!

・Cocts Akihabara

到着したのは21時過ぎ。案内によるとチェックイン時間は15時から23時までで、事前の連絡で24時までのレイトチェックインも可能(追加1000円)だという。また、環境配慮の点からアメニティ類の設置は最低限だそうだ。

たとえば、歯ブラシ・タオルなどは有料。歯ブラシは持っていたのでタオルセット(大・小)を300円でレンタルした。


・共用スペース

ゲストハウスなのでベッド以外は基本共用スペース。1階には飲食店併設のフリーラウンジがあり、奥のテーブルでは外国人旅行者がトランプで盛り上がっていた。フロント横にはボードゲームや雑誌もあり、まさに旅人の宿っぽい雰囲気。


なお、1階には共用キッチンもある。広くてキレイだ。ゲストハウスといえば自炊をする長期滞在者も多い。とくに数カ月単位で休暇を取る外国人には絶対に必要な設備だと言える。


・ドミトリールーム

エレベーターで4階のドミトリールームへ。ドミトリーとは簡単にいえば相部屋のこと。部屋に入るには暗証番号が必要だ。


中には珍しいタイプの2段ベッドが並んでいる。近未来型カプセルベッドのような雰囲気。


ロッカーも十分な広さ。荷物を入れてシャワーを浴びることにした。


シャワー・トイレ・洗面所・ランドリーも同じ階。シャンプー類にこだわっているようで、髪や肌に優しい植物性のものを置いている。安いゲストハウスで “香りの良いシャンプー” はありがたい。長期滞在者にもきっと喜ばれるだろう。


・就寝

ベッドに戻る。館内着はないのでTシャツと下着で寝ることにした。この「Tシャツとパンツの組み合わせ」はこの部屋ではスタンダードらしく、ほぼ全員が同じ格好で歯を磨き、髪を乾かしていた。海外っぽい。いや、もちろんたまたまなのかもしれない。


耳栓は無料。ドミトリーでは必須アイテムである。おかげでよく眠ることができました。


・起床

翌朝、屋上の喫煙所を見学。爽やかな東京の朝。誰もいなかった。


チェックアウト前に無料のドーナツを食べておく。抹茶味。コーヒーも無料だったぞ。

約3500円でドーナツとコーヒーまでつくのだからコスパはかなり高い。良い香りのシャンプー類も使える居心地抜群のゲストハウスだった。1人旅や長期滞在にもおすすめなので覚えておいてほしい。それではまた!


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称Cocts Akihabara
住所:東京都台東区浅草橋5-2-7

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.