「スーパーとコンビニで全く同じものを買ったら価格差はどれくらいになるのか!? 」 という記事を2022年2023年と書いたところ、大きな反響をいただいた。

円安は進み、ついでに日経平均株価の大暴落もあった2024年はさらに物価高が進んでいるんじゃないか……。

気になりすぎるので今年も実際に調べてみた結果、調べたことを後悔した。

・どこにでも売ってる定番商品で比較


比較のためにどこにでも売っている定番商品で、なおかつ「コンビニでつい買ってしまうもの」を購入している。

ラインナップは以下の8点。


・カルビー ポテトチップス うすしお味(※コンビニ版80g、スーパー版60g)
・グリコ ポッキーチョコレート
・森永 ピノ
・ハーゲンダッツ ミニカップ バニラ
・日清食品 カップヌードル
・キリン 氷結レモン 350ml
・コカ・コーラ (コンビニ版500ml、スーパー版700ml)
・お〜いお茶 緑茶 600ml


正確にはコカ・コーラ、ポテトチップスはコンビニ版とスーパー版で容量が異なるけど、これはどうしようもないのでご了承を……。

どの商品もバッチリ今年も販売されていたので比較に問題はなし。定番品にしておいてよかった。

ちなみに購入店は

・コンビニ……セブンイレブン
・スーパー……西友

である。ちなみにスーパーの価格は地域差がありそうなので、西友・巣鴨店で固定している。



・まずはセブンへ……


去年とまったく同じ商品をかごに入れて、いざお会計。


ピッ

(え、ポテチが179円もすんの?)


ピッ

(シーフードヌードル236円!?)


ピッ

(ついにハーゲンダッツ325円か…)


レジの1ピッあたりのダメージが去年よりさらに大きくなった気がする。100円台で買えるものが減った……。

セブンイレブンでの合計金額は……


\ 1650円!/

なんかもう吐きそう!


・いざ西友へ


去年もまだコンビニと比べて値段が安かった西友であるが、果たして今年はどうなのか。

変わったことといえば、セルフレジが圧倒的に増えたこと。去年までは店員さんにピッピッピッとやってもらってたけど、今年は自分でピッピッピッ。


西友の合計金額は……


\ 1208円!/



・コンビニとスーパーの差に震える

というわけで、まずはスーパーとコンビニの合計金額の差をチェックして行きたい。


セブンイレブン……1650円
西友……1208円

コンビニとスーパーの価格差は442円!!!!!!!!!

どう考えてもスーパーで買ったほうがいいですね。コンビニつい寄っちゃう勢は、この差額をタトゥーのように胸に刻みましょう……。


・3年間の価格推移を計算して死にそうに


この時点でゲンナリしているのだが、さらに3年間のセブンと西友それぞれの値上げ幅を計算すると


<セブンイレブン>
1428円 → 1556円→1650円
1年で94円 の値上げ(値上げ率 約6%)
2年で222円 の値上げ (値上げ率 約15%)


<西友>
1021円 → 1166円→1208円
1年で42円 の値上げ(値上げ率約3%)
2年で187円 の値上げ(値上げ率 約18%)


という結果になった!! 着実に値上がりしまくっている……。


・細かく見ると気づきが


ちなみに、商品別に見た結果、値上げ幅が大きいのはシーフードヌードルやポテトチップスといった炭水化物。

農林水産省によるとロシアのウクライナ侵攻で穀物が高くなったことなどが大きく関係しているようだ。戦争は最悪である。

そして、意外なことに去年まで価格が変わらなかったハーゲンダッツもついに値上げしてしまった……。えーん!

また、コンビニの前年比6%増に比べてスーパーが前年比3%増でとどまっているのは、セルフレジによる人件費の削減でなんとか踏ん張っている……のかもしれない。

しかしこれはスーパーでレジを打っていた誰かが職を失ったってことでもあって、複雑である。


というか、というかである……こんなことニュースでさんざん言われてるけど


物価が上がっても、給料20%も上がってないんですけど〜!!!!


このままじゃ、マジで死ぬ〜〜〜〜!!!!!!


値上げのスピードが早すぎて、どんなに節約したってこれじゃ間に合わないよおおおお。


執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.

▼せっかくなんで表にまとめました

▼西友のみ

▼セブンのみ