まだまだ残暑が続く、今日この頃。この時期を乗り切るには、がっつりスタミナ飯を食べてパワーをつけたいところ。

そんな願いを叶えてくれるうえ、全国的に有名な爆盛りメニューを提供している町中華がある。そのお店とは、千葉県松戸市にある『中華 東東(とんとん)』だ。

他店にはない、オリジナル爆盛りメニューが豊富にあるというこのお店。1回だけチャレンジしてみよう! と訪問したところ、気がついたら週に3回通ってしまっていた……。

・北総鉄道「松飛台駅」から徒歩2分

『中華 東東』は1980年創業の老舗中華料理店で、地元民はもちろん全国各地、はたまた海外からもお客さんが来る人気店だ。最寄駅は北総鉄道「松飛台駅」になる。


改札を出て、左手に歩いていく。右手に見えるセブンイレブンが目印だ。


ゆるい坂道を登って、2分後にお店に到着。


店内はカウンター席とテーブル席4卓で、合計23席。テレビが置いてあるところが、いかにも町中華っぽい。


カウンター席に座りメニューを見てみると、とにかくオリジナル爆盛りメニューが凄い。例えば、肉がガッツリ乗っている「スタミナチャーハン」があったり……


このお店の爆盛り系看板メニューでもある、ステーキが1ポンド乗った「ステーキチャーハン」もインパクト抜群だ。


もちろん、王道の町中華メニューも充実している。


・超ボリュームの冷やし中華

その中で注文したのは夏ということもあり、冷やし中華。それも爆盛りメニューの「スタミナ冷やし中華(トリプル)(税込2110円)」だ。


醤油ダレと胡麻ダレが選べるので、醤油ダレを注文。しばらくすると、今まで見たことがないボリュームとビジュアルの冷やし中華が運ばれてきた!


「何だこれ、肉マウンテンかよ?」と思うほどの圧倒的存在感。麺は通常の倍、実に400gの量があるという。その麺を土台として、甘めのタレで味付けされている豚バラの山が形成されている。


箸で持ち上げると、重量感が凄い。


そして麺と一緒に、口に入れると……

やばっ……激ウマじゃん!


最初に豚バラ肉とニンニクの芽の王道コンビが、ガツンと入ってくる。その後に、酸味が効いた冷やし中華のタレが冷たい麺に絡んで入ってくる。

まさに一口で、いろんな味が楽しめる逸品だと食べた瞬間に直感で感じた。そして、プチプチした不思議な食感……これはいったい?


調べてみると「海藻(かいそう)ビーズ」というもので、海藻類に含まれる「アルギン酸」というものから作られているとのこと。


そして夢中で食べていたら、あっという間に半分に。


ここで料理が運ばれてきた時についてきた、味変用のタレを投入。


果たしてどれくらい味が変わるのか……

グッジョブ!


辛味のタレだが、ただ辛いだけじゃなく鼻を抜ける風味がフルーティーで、なんかクセになりそうな味だ。麺も具も全て平らげて、スープもグビっと飲み干して……


速攻で完食。

ちなみにこちらのメニューは、すでに終売している。また来年も復活するようなら、絶対にもう一度味わってみたいと思う。


・気がついたら足を運んでいた

いや、マジで美味かった。久々に料理で衝撃を受けたかもしれない。他のオリジナルメニューも、気になるところだ。


次の日も、そんなことを考えてたら……

また来てしまった。


前回訪問した時に、どうしても食べてみたかったメニューがあって、「食べたいな……」と思っていたら、いつの間にか松飛台駅に向かう電車に乗っていた。


そのメニューとは……

ドデカハンバーグチャーハン(税込1320円)


これに「チーズ(税込110円)」をトッピングして注文。しばらくして料理が運ばれてきた。

スゴない?


思わず「写真より実物の方がいいですね!」と、料理相手に話しかけそうになってしまった。爆盛りマニアの好きなタイプのビジュアルを、よく熟知してらっしゃる。


もう待てずに、さっそく口に運んでみると……


はぁ~(歓喜)


このハンバーグには白飯ではなく、確実にチャーハンだな。200g以上あるであろう、ドデカハンバーグの味と肉汁が、パラパラのチャーハンに絡むことで更なる美味しさを引き出している。

ありそうでない組み合わせに、食が進む。そして、あっという間に残り半分。


そして、味変用のケチャップをかけてみる。


何となく味の想像はつくが、口に運んでみると……


トッピングのチーズが、ここで活きてきた。チーズとケチャップ、ハンバーグの組み合わせはある意味で王道。

昔、実家でもよく食べたような懐かしい味。体育会系の部活帰りの高校生が、こぞって注文する様子が思い浮かんだ。


で、気がついたら完食。


総重量は600~700gといったところか、本当にペロッといけてしまうくらい美味しかった。


・3度目の訪問で初めての「メガ呑み」

他にも王道メニューや、オリジナルの爆盛りメニューを堪能したい。こんな気持ちが日常のどこかで、ふと湧いてくる。


そして気がついたら……


お店の前にいた。


今回は、この爆盛り店で明確にチャレンジしたい目的があった。それは「メガ呑み」だ!

『中華 東東』でしかできないであろう、爆盛りメニューを堪能しながら呑みに興じるという、爆盛り好きには画期的な組み合わせではないだろうか?

ラインナップは、おかずに1番人気の「純レバ(税込880円)」。トッピングのネギ盛り(税込110円)も注文した。


そしてライス代わりに、大きなカツが2枚乗っている「カツ丼(税込1320円)」


アルコールは、もちろん「メガハイボール(税込880円)」だ。


そして、爆盛りだらけの宴が開始される。


まずは、超大盛りのカツ丼を喰らう。


町中華のカツ丼を食べるのは、個人的に初めて。果たして味の方は……

美味っ!


分厚いカツが2枚入っているのに、レンゲを使って切れるほど柔らかいので、バクバクいけてしまう。しかもタレが十分に染み込んでいて、カツだけでも贅沢すぎるほどの酒のアテになりそう。


そして、噂に聞いていた純レバ


レバーはそこまで得意じゃないが、果たして人気No.1の実力はいかに?

至福の味わい……


レバー特有の臭みは、ほとんどない。そしてレバー料理としては個人的に食べたことがない、甘辛な味付け。そして脂っこさもなく、食べ終わりにレバーの風味が感じられる程度の不思議な感覚。

カツ丼のライスと一緒に食べたら、さらに美味い。これはハマりそうな予感がしてきた。


とにかく、この組み合わせだと酒が進む。


あれだけボリュームがあったカツ丼も、残り一口。


純レバも、残ったネギを惜しみながら口に運んで……


メガハイボールも流し込む。


そして、メガ盛りの宴が終了。


今日も、満足度MAXで会計を済ます。


気がついたら、週3回通ってしまっていた……


松飛台にある『中華 東東』。もはや “爆盛りの聖地” と呼んで差し支えないだろう。全国的な有名店だが、大食い好きはもちろん、普通の食欲の人でも訪問する価値は十分にあると思う。

その理由は、もちろん味。とにかく訪問するたびに「次はアレ食べよう」という気持ちが強くなってくる。いつか『東東』のメニューを完全制覇するべく、これからも通い続けていきたい。

・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 中華 東東 
住所 千葉県松戸市紙敷1-14-4
時間 10:00~21:15
定休日 月・火曜日

執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.