暑い時期に体を内側から冷やしてくれる料理、冷や汁。普通は一般的な味噌汁と同じように、味噌やだし汁を使ってスープを作るけれど……

チョコレートやブルガリアヨーグルトでお馴染みの「明治」の公式サイトには、なんと牛乳を使った白い冷や汁のレシピが掲載されている。

牛乳入りの冷や汁って聞いたことがないんだけど、本当においしく仕上がるんだろうか……!? 気になったので、実際に作って確かめてみることにした。


・作ってみた

詳しい作り方や材料などは明治の公式サイトに書かれているので、気になった方は是非見てみてほしい。


それではさっそく調理開始だ! まずは豆腐をキッチンペーパーで包み、水切りをする。


続いて鯖の水煮缶をボウルに入れ、細かくほぐし……


そこに味噌などの調味料牛乳を入れ、冷蔵庫で冷やしておく。


その間にきゅうり青じそを切ったり……


豆腐を荒くほぐしたりして、トッピングの準備をする。


あとは先ほど冷やしておいた汁の中にトッピングを入れて、お茶碗にお米と一緒に盛り付けたら……


完成!



・まろやか!!!!

以前、このレシピと同じように牛乳をお米にかけて食べる「冷やしミルクがけごはん」を作ってみたことがある。それがおいしかったので、お米と牛乳の相性については特に心配していなかった。


ただ、今回のレシピには鯖が入ってるんですよね……!!


これまでに数えきれないくらいの量の鯖を食べてきたけれど、焼き魚がほとんどで牛乳に漬けて食べたことはない。

未知の組み合わせにドキドキしながら食べてみると……


コクがすっっっっごい……!!


口の中いっぱいに広がるのは、まったりとした濃厚な味。味のジャンルは違うけど、ハヤシライスと同レベルのコクがあるんじゃないかと思った。

う~ん、同じように牛乳を入れて作るシチューやドリアとも違うし、「甘い・しょっぱい・辛い・酸っぱい」のどの味とも言い難いし……

どう表現したらいいのか分からないけれど、とにかく落ち着く味でお米によく合っていた。くっ、私にもっと語彙力があれば……!


牛乳のコクの中に青じその爽やかな風味やきゅうりのさっぱりした味が混ざって、絶妙なバランスを作り出している。出汁を使っていないのに、こんな奥深い味が作れるんだ……!


そして何より驚いたのは、鯖の臭みがかき消えていること!

いつもならはっきりと分かるレベルに強い青魚特有の臭みが、どこを探しても見当たらない。牛乳、強すぎる。

純粋に鯖の味だけを楽しむことができるから、青魚の臭みが苦手な方でも比較的抵抗なく食べられるんじゃないかな。



・大満足でした

いや~、お店で出てくるような超濃厚な味だったな……特別な材料は何も使ってないのになぁ。

豆腐や鯖など、食べ応えのある具材もたっぷり入っているから大満足できること間違いなしだ。

ちなみにこちらの冷や汁、お米にかけるだけでなくそうめんなどのつけつゆにしてもおいしいそう。

様々な食べ物を超濃厚な味で包み込んでくれる冷や汁だった。気になった方は是非作ってみてはいかがだろうか!

参考リンク:株式会社明治
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.